四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その144)

2024年08月07日 05時31分17秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その144) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 緊急連絡!! 旧盆につきサロンの掲載日を変更させて頂きます。
 ☆☆☆  8月14日(水)は旧盆につきお休みと致します。
 ☆☆☆  8月21日(水)通常通りの掲載と致します。
 ☆☆☆  本件、関係各位と相談させて頂きました。ご協力頂ければ幸いです。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「むくげに憩う 揚羽蝶」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山
  ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏
  物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や
  自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から
  2首、紫式部集より1首の計3首提出します。
註)源氏物語巻名歌・29御法(みのり)
  歌の背景
   光源氏五十一歳。紫の上は容態がすぐれず、出家を望んでも叶わず、
   法華経の法要をとりおこない、その法要におとずれた明石御方と歌を
   かわし、別れ際には花散里とも別れを惜しむ歌をお互いに取り交わした。
〇絶えぬべき 御法ながらぞ 頼まるる 世々にと結ぶ 中の契りを  紫の上
〇結びおく 契りは絶えじ おほかたの 残りすくなき 御法なりとも 花散里
(返歌)
☆格別に 永遠の別れ 惜しまれて 生々世々に しみじみ歌う
☆御法会 花散里の 挨拶は 深い志 あらわす歌にも
註)紫式部集・29
〇みづうみに友よぶ千鳥ことならば 八十(やそ)の湊(みなと)に声絶えなせそ
(返歌)
☆あなたさま 近江の守の 娘にも  声をおかけと 先刻承知
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 「歌の背景」にも記されているように、病状のよくない紫上は、死期の近い
 ことを予感し、法華経千部供養の法会を催しました。
 一首目は、その法会での紫上から花散里への歌で「私の命と共にもうすぐ
 絶えてしまう御法会もこれきりでしょうが、法華経の教えのまま世々にと
 結ばれたあなたとの御縁が頼もしく感じられます」と意訳できます。
 二首目の花散里の歌は、紫の上の歌に応えて「あなた様と御法会で結んだ御縁は
 未来永劫に続くでしょう、たいていの者には残り少ない命とて、多くは催せない
 法会でしょうから」と意訳できます。
 「御法」は実り、稔りとの連想から、「みのり」を果実、子孫、実子と解釈し、
 ついに実子の得られなかった花散里と紫上の、最期の贈答歌と言われています。
 これらを踏まえると、歌の背景に滲む二人の底なしの哀しみが感じられます。
 作者の返歌にも、「永遠の別れ」「深い志」と二人の想いが連想されます。
 三首目の歌は、夫になる藤原宣孝へ紫式部が結婚前に贈ったものですが、
 「湖で友を呼ぶ千鳥よ いっそのこと あちこちの船着場で声をかけたら」と
 意訳できます。宣孝がいろんな人に言い寄っていることを揶揄する歌と解釈
 出来ますね。作者の返歌も、この点をズバリ表現し小気味いい返歌となって
 います。今回は作者の三首の歌を「直し無し」で鑑賞したいと思います。

【詞書】パリオリンピックが始まりました。頑張る選手達のフレッシュな姿に
  元気と勇気を頂きながら、応援する毎日です。オリンピックで二首、
  花合歓で一首、出詠いたします。
☆難病のセリーヌディオン歌ひ上ぐ 愛の讃歌はパリの夜空へ
☆妹の号泣響く柔道場 兄はまつすぐ前を見据へて
☆まどろみの覚めて雨音 ふるさとの 瀬音に濡るる合歓の木の夢
                         みっちっちさん
【解説】
 臨場感に満ちた新鮮なテーマを詠った三首の歌を味わせて頂きました。
 一首目の歌、難病を克服しつつその途上にありながら、最高度の緊張の
 強いられる舞台で、あれだけの声量で熱唱したセリーヌディオン。
 それを「愛の讃歌はパリの夜空へ」と表現した詠いぶりは見事です。
 改めてセリーヌディオンにも拍手を送りたいと思います。
 二首目の歌、「妹のためにも金メダルを獲らねば」と言い切った兄の
 想いと覚悟を「まつすぐ前を見据へて」で表現しきっています。この潔い
 表現には作者のアスリートとしての想いも滲み、歌に深みを与えています。
 三首目の歌は、まどろみに聞く雨音と、故郷への思いを織り交ぜて繊細に、
 かつ巧みに詠まれています。雨音や川のせせらぎといった自然の音が、
 心に深く響くように描かれており、穏やかな感覚を与えてくれます。
 なお、「瀬音に濡るる」の「濡るる」に少し違和感がありますが
 「瀬音の紡ぐ」「瀬音に結ぶ」などはいかがでしょうか。

【詞書】昭和百人一首
  https://wiki3.jp/inishie/page/687
  071より「たとへしもなく」を拝借して詠まさせて頂きます。
☆この夏はたとへしもなく暑けれど 温暖化 猶 加速の一途
【詞書】パリ五輪で詠まさせて頂きます。
☆パリ五輪 大雨の中入場も 聖火の気球舞い上がりけり
                         西BOOさん
【解説】
 一首目の歌、この歌の本歌は「北原白秋」作の次の歌ですね。
  この夕べ たとへしもなく しづかなり 日はあきらかに月を照らしぬ 
                         北原白秋
 「たとへしもなく」は「たとえようがない」の古語になります。
 詠われているように、この夏の炎暑は温暖化故との解説が随所で行われて
 いますが「加速」を「減速」させる取組みが喫緊の課題となっていますね。
 警鐘を鳴らす社会詠と考えます。
 二首目の歌、パリ五輪の感動的な一場面を活写しています。野外での
 開会式ですので、雨の事態も想定し織り込み済みだったと思いますが、
 火を使わない「聖火の気球」は画期的でしたね。

     「咲き競う 赤いカンナ」

【詞書】真夏日の一日を詠みました。
☆ひ孫らのスイカ割りに仲間入り スイカずらして笑いを誘う
☆炎昼に葬列のように人ら行く 黒きレースの日傘傾け
☆初恋をやさしく胸に抱くごと 小さく熟るる酸漿の朱(あか)
                         夕庵さん
【解説】
 「スイカ割り」「日傘傾け」「酸漿の朱」と炎暑の下で繰り広げられる
 夏の日常の一齣を、心をこめて詠んで頂きました。
 三首目の歌、初恋の感情をやさしく胸に秘めている様子を、熟して赤く
 なる酸漿(ほおずき)に例えて温かく詠まれています。なお、初恋の
 甘酸っぱさや、心の中で大切に育まれる感情が、酸漿の赤い実とともに
 詩的に表現されています。
 また、酸漿の実が小さく赤く熟していく様子が、初恋の感情がだんだんと
 成熟していく様子に重ねられ、さらに、鮮やかな赤い色が、初恋の情熱を
 象徴しているものと感じます。
 二首目は、炎暑のもと日傘を傾け、言葉少なに行き交う人々の様子を
 「葬列のように」と表現する作者の観察眼と感性を是としたいと思います。
 後の世で「命の危険を感じる」酷暑の様子を表現する、象徴的な一首と
 なっていくものと感じます。長くよみ続けられる一首となるとも・・・。

【詞書】体操男子の個人“鉄棒”で、20歳の岡 慎之助選手が、団体、総合、
  に続いて3つ目の金メダル🥇を獲得!!もう一つ出場した平行棒では
  銅メダル🥉と、一人で4つメダルを獲得しました。凄いっ!!
  日本が目指し、心掛ける“美しい体操”を継承し、体現する若い選手が
  育っていることは何とも頼もしい!“お家芸”と言われて、金メダルを
  期待されるのも大変かと思います。岡選手に関しては、靭帯の負傷という
  事も乗り越えてつかんだ代表だとのこと。彼も含めて男子体操陣は本当に
  凄いプレッシャーだったと思います。団体においては4連覇!!
  本当にお疲れさまでした。
☆Eスコア、D難度とかよく判らん
      「ピシッと」「きれいな」演技が輝く
【詞書】げに現金な奴。
  あまりに強く凄まじい豪雨、災害までもたらす豪雨はかなわんけど、
  庭の水遣りの水道代が助かるし、ザッと少しの間降ってくれたらな…
  などと、遠~くに聞こえる雷⚡の音を聞きつつ、ふと思うわけです。
☆豪雨とか正直かなわんと思うけど
         ザッとひと雨来いとも思う
【詞書】4万円台や凄いなーって言ってたら、ここ2、3日で2000円余り
  ずつガン、ガンって下がって5日には4000円台の値下がりも有り
  ましたが、今日8月6日の午前中には3400円の急上昇だったそうで…。
  何なん?!って感じでした。株はやってませんが、何かつくづく
  経済って人に操られている感があって「何かやな感じ」って素人
  ながら思うわけです。
  投資家の方や株をやってらっしゃる方、その他笑い事じゃない方は
  大勢いらっしゃるでしょうが…。
☆歴史的呆れる程の乱高下
       株はジェットコースターかな
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も「パリオリンピック」「炎暑と豪雨」「株の乱高下」と、ホットな
 テーマについて、作者らしい新鮮な視点から詠んで頂きました。
 一首目の歌、パリオリンピックで体操の男子団体は金メダルを獲得しました。
 日本のこの種目の金メダルはリオデジャネイロ大会以来、2大会ぶりですが、
 「わずか0.103」で東京オリンピック団体金メダルを逃し、その悔しさを
 忘れずリベンジ出来ました。チーム全員で取り組んだ着地へのこだわりが
 実を結び、詠われているように「演技が輝」いた結果ですね。
 三首目の歌、歴史的な株価の暴落があった8月5日。1987年、世紀の大暴落
 「ブラックマンデー」の下げ幅を超える過去最大4451円の下げ幅となりました。
 しかし、翌日8月6日。5日と打って変わり、取引開始直後から全面高の展開と
 なり、終値で過去最大3217円の値上がりとなり、投資家からは戸惑いの声が
 あがっています。正に詠われているように「株はジェットコースターかな」
 ですね。この8月6日は日本にとって特別の日でもありますが…。
 この歴史的な乱高下を見せる日経平均株価に専門家は…「真っ逆さまに不況に
 陥ってしまうのか、うまく軟着陸するのか、非常に難しい局面だと思います」
 とのこと。私たちは見守っていくしかありませんが、庶民の生活にこれ以上の
 負の影響を及ぼさないように為政者に望みたいですね。

     「咲き初める 高砂百合」

【詞書】YouTube短歌 富田勲 展覧会の絵 プロムナード5
☆深い闇の中を行くのは誰?
      自分を問つづけ独り静かに
                         自閑さん
【解説】
 前回も作者の「短歌説明」及び、解説等で触れさせて頂きましたが
 「展覧会の絵」は、ムソルグスキー作曲のピアノ組曲を、冨田勲氏
 がシンセサイザーを用いて現代的に再解釈した作品です。各絵画を
 イメージした音楽と、それらを繋ぐ「プロムナード」と呼ばれる
 間奏曲が特徴となっています。
 「プロムナード5」は「卵のからをつけたひなの踊り」との名称が
 つけられていますが、曲の最初のパートは、まさに詠まれているように
 「深い闇」を思わせる重苦しさが感じられます。
 この曲を踏まえて詠まれた作者の歌は、内面的な葛藤、孤独、悲しみ、
 あるいは人生のもつ難しさを暗示しています。
 それでも自己探求や内省を続けることを自らに課し、あがくことなく
 静かに歩み続けようとする決意を、この作品は詠っていると考えました。
 自らに対する新たな旅立ちの宣言とも感じました。

☆咲きてなお哀しみ秘める月下美人 一夜のいのち悟りしゆえか
                         ポエット・M
【解説】
 今年二度目となる、月下美人の開花を見ることができました。株分け後
 かなり繁茂し、剪定をしたため、今年の開花を諦めていましたが新月に
 近い月の下で健気に咲いてくれました。
 この花には、幾たびか接してきましたが、見るたびにその花のまとう
 雰囲気に魅了されてきました。しかし、この花の姿を詠いきる感性と、
 技量は未だ持ちえていない…というのが正直な想いです。今回も未熟を
 承知で作歌に挑んでみました。「習作 その1」として掲載したいと思います。
 今回は、月下美人が、自分の一生の短さを悟っているかのように擬人化し
 「人生の無常を悟ろうとする人の心の声が聞こえてくる」そんな想いを込めて
 詠んでみましたが…。平凡な歌になっていることは否めません。皆さんの
 ご意見を伺えれば幸いです。

 
      「新月に咲く 月下美人」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(51)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
32.「短歌の章」 はん女の舞(1)

   武原はん女 葵の上の舞姿     
           げにはかなきを舞ひ納めたり
           
   八十路遥かに齢数ふる武原はん女
         うつそみの命燃ゆるを見たり

   笛つづみ 序破急荘厳に移り行き
             小鍛冶の舞台に 我も参ずる

【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 fumiel-shimaさんから「水曜サロン」へ頂いたコメントです。

 水曜日の朝、パソコンを開く時に私の心に涼風が流れ、皆さんが詠われる
 日々の事象や小さな物語として語られる様々な思いや想いが、私の瞼に
 浮かぶ画像や光景と共にその涼しい風に乗って拡がって行くような
 気持ちになります。
 それは綺麗な写真や静止画だけではなく、その様々な思いが豊かな感性や
 感情で揺れ動く情景として眼に映るような気持ちになるのです。
 私自身は詠うことはできませんが、皆さんの気持ちに少しでも近づき、
 少しでも理解出来てその思いや想いを共有できれば・・と思うだけで
 その涼風に吹かれる自分を感じることが出来ると心が豊かになったような
 気がするのです。ありがとうございました。

 ポエット・Mの返信コメント

 いつも「水曜サロン」を見守って頂き、心に沁みる温かなコメントを
 お寄せ頂き、ありがとうございます。
 また、的確な歌評と、感想を頂き励みになるとともに、新たな視点を
 示唆され学びにもなります。
 fumiel-shimaさんの紡がれるコメントは、そのまま散文詩となり
 その情景描写や、心象表現の的確さには新鮮な驚きを感じています。
 「涼風に吹かれる自分を感じることが出来る」のは、fumiel-shimaさん
 の鋭敏な感性と、文学的素養故と思います。その、お眼鏡に叶うよう
 私達も表現と感性を磨いて参りたいと思います。
 なお、サロンに集うメンバーはfumiel-shimaさんからアドバイスや、
 エールを頂き、感謝するとともに、励みにしていると感じます。
 これからもよろしくお願い致します。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字以内にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その144)ネット歌会

2024年08月07日 04時49分35秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その144)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 緊急連絡!! 旧盆につきサロンの掲載日を変更させて頂きます。
 ☆☆☆  8月14日(水)は旧盆につきお休みと致します。
 ☆☆☆  8月21日(水)通常通りの掲載と致します。
 ☆☆☆  本件関係各位と相談させて頂きました。ご協力頂ければ幸いです。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き盛る ノウゼンカズラ」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆妹の号泣響く柔道場 兄はまっすぐまえを見据えて
                         みっちっちさん
★阿部一二三 泣くな妹よ 兄さんが取ったメダルは二人の宝
                         夕庵さん
★卓球の張本兄妹も 最後まで 金メダルへと悔ひなく挑め
                         みっちっちさん
★苦しみを乗り越えてきた兄妹に 金と輝く今日のこの日は 
                         夕庵さん
★母掲ぐ父の遺影に誓ひしは 柔道の金 我も掴むと
                         みっちっちさん

☆まどろみの覚めて雨音 ふるさとの 瀬音に濡るる合歓の木の夢
                         みっちっちさん
★絶え間なき瀬音聞きます石仏は 峠の茶屋の片隅に笑む 
                         夕庵さん
★布引の滝音聞くや 石仏は 手製の赤き帽子かぶりて
                         みっちっちさん
★蓼科の乙女の瀧までトレッキング 胸に満たしぬマイナスイオン
                         夕庵さん
★鳥声を聞きつ美空へ手を広げ 深呼吸する山ホテルの朝
                         みっちっちさん
★哀しきは美空ひばりの歌声に 合わせて歌う「塩谷の岬」
                         夕庵さん
★はるかなるひばりの歌よ 紺碧の太平洋に想ひ深むる
                         みっちっちさん
★大いなる太平洋へ挑戦の 白き帆船のひとりぼっち
                         夕庵さん
★大ひなる太平洋に飛び込みて 四泳法を泳ぎたき夢
                         みっちっちさん
★井の中の蛙になるな若者よ 夢を見るべし冒険の旅
                         夕庵さん
★柔道の誤審や疑惑ルーレット 皆頑張れり 胸張りて帰れ
                         みっちっちさん
★誤審にも勝者を讃える村尾三四郎(三四郎)これぞ武士道 静かな闘志
                         夕庵さん
★左手に負傷あれども 早田ひな 銅メダルへと闘志燃やせり
                         みっちっちさん
★銅メダルへすさまじ執念 早田ひな 柔和な監督にもメダルを
                         夕庵さん

     「宗旦むくげ」

☆黒揚羽 木下に闇を残しつつ 舞い立つ先にカンナは燃えて
                         ポエット・M
★カンナ咲きし故郷の庭も今様に 夏の野菜の収穫という
                         夕庵さん
★大暑過ぎ 炎暑に負けぬカンナ燃え 焦げる草原風も熱風 
                         ポエット・M
★地面より熱風立てば日陰でも 散歩の犬は抱っこをせがむ 
                         夕庵さん
★熱風を巻き上げ悍馬は去りゆける 見惚れるばかり そのたてがみよ
                         ポエット・M
★郷愁を誘う白馬のスキー場 道具はいまも倉庫に眠る
                         夕庵さん
【詞書】白馬大雪渓の氷が解け、多数のクレバスが発生しています。
  このため頂上へのルートが2024年8月31日まで通行止めとなって
  います。温暖化の波はここにも…。
★白馬なる大雪渓も解けゆくと 温暖化の波 及ぶやここに
                         ポエット・M
★文明がもたらす結果の温暖化 便利と自然にやじろべえ泣く
                         夕庵さん
★今ここで温暖化をも食い止める 世界の英知試さるる時
                         ポエット・M
★氷河溶けツバルの島は海中に 沈んでしまうこの現実は
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める ブーゲンビリア」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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