四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その146)

2024年08月28日 05時31分18秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その146) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「雨に濡れる 八重酔芙蓉 薄紅に染まり初める」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【短歌説明】浅間山明鏡止水さんご自身の説明です。
 1月17日より源氏物語・紫式部日記の和歌を返歌で投稿して来ました。
 「幻」の巻で終わりましたので思案しましたが、引き続き新たな視点で
 「源氏物語に登場する個性豊かな20人の女性たち」を中心に返歌を
 楽しみたいと思っています。
 今週は源氏物語巻名歌から1首提出しますのでご指導よろしく
 お願いします。巻名歌は過去分と重複するところもありますが、
 返歌自体は新規で作成しています。私は再度研究しますので、
 返歌のみのご指導で簡潔に願います。
「1.桐壷の巻」
 ある帝(桐壺帝)は、特別身分の高い出自ではない女性(桐壺更衣)
 に深い愛情を抱き、彼女との間に美しい皇子(光源氏)を設けました。
 しかし桐壺更衣は、他の女房たちからの嫉妬や嫌がらせが重なった
 せいか、光源氏が3歳の時に病で亡くなってしまいます。帝は
 亡くなった桐壺更衣と瓜二つの先帝の皇女(藤壺)を入内させ、
 彼女を慰めとしました。藤壺は帝の寵愛を受ける一方で、
 光源氏と密かに恋仲になります。
 帝は光源氏を臣籍降下し源姓を与え、左大臣家の娘(葵の上)と
 結婚することになりました。彼はその美しさから「光る君」と
 呼ばれていました。
【詞書】今日を限りと死出の旅路に赴かねばならぬとは、悲しいことです。
  私は生きたい。行きたいのは命ある道です。悲しみの中で気づきました。
〇かぎりとて 別るる道の 悲しきに いかまほしきは 命なりけり
                         桐壺更衣
(返歌)
☆幼子の 心優しい 母なれど 一つの歌を 遺して散りぬ
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 提示された桐壺更衣のこの歌は、身罷った後も桐壺帝の心を長い事つなぎ
 止めた歌で、源氏物語の歌の中でも絶唱のひとつと言われています。
 この歌への作者の返歌は、幼子(光源氏)を残して「死出の旅路に赴か
 ねばならぬ」桐壺更衣のぎりぎりの哀しさを汲んだ歌となっています。
 ただ、桐壺更衣のこの歌を受け取った方(帝)の立場になって少し寄り
 添って…、詠ってみました。今生では死に別れることになる桐壺更衣を、
 私はあなたの魂のありかを必ず探しに参ります、との想いを込めた返歌と
 してみましたがいかがでしょうか。 
 【ご参考】
 ★幼子を 残して死出の旅に出る 君のたましい 探し尋ねん

【詞書】酷暑を詠ませて頂きました。
☆盆すぎて直も酷暑は収まらず 赤とんぼとて飛びゆけれども
【詞書】ゴルフの松山選手を詠ませて頂きました。
☆パリ五輪メダル獲得しても猶 アメリカツアー10勝到達
【詞書】兵庫県知事で詠ませて頂きます。
☆兵庫知事 次々問題出て来れど 謝罪の言葉は一切も無し
                         西BOOさん
【解説】
 「酷暑」「ゴルフの松山選手」「兵庫県知事」と、今回もホットな
 時事を中心に三首詠んで頂きました。
 一首目の歌、7月、8月と依然として炎暑、酷暑が続きお盆が過ぎても
 中々おさまらない暑さですが、そんな中でも詠まれているように
 アキアカネが飛び、季節の確かな移ろいを感じさせてくれます。
 燃えたつような炎暑の中でも、トンボたちは季節を感じ自らの命を
 全うするように健気な営みを続けています。その存在に厳粛な想いに
 させられますが、そんな想いをかき立てられる歌でもあります。
 二首目の歌、松山選手のタフさにはいつも驚かされますね。
 「アメリカツアー10勝到達」がいかに凄いことであるかを
 さりげなく詠っている所が、この歌の凄さでもありますね。
 三首目の歌、彼のような人格を持つ知事が選挙で選ばれてしまう
 今の選挙制度の怖さを感じます。「リーダーとは」を、改めて
 彼に、県庁職員の方に、さらに県民の方々にも自問して頂きたいと
 痛切に思います。

【詞書】まだまだ暑い日が続きますが、朝夕など少し秋の気配を感じる
  事があります。「秋澄む」「秋気澄む」の季語で、三首詠みましたので
  出詠します。
☆ゆうゆうと鳶舞ふ空を見上ぐれば 雲の行方に秋澄みゆけり
☆住吉の本殿開き おごそかに 秋気澄みたる婚礼はじむ
☆手水鉢の小さき竜の吐き出せる 水の音にも秋の気澄めり
                         みっちっちさん
【解説】
 俳句の季語「秋澄む」「秋気澄む」を用いて、秋の澄み切った空気と広大な
 空を、短歌で表現して頂きました。
 一首目の歌、上の句「ゆうゆうと鳶舞ふ空を見上ぐれば」は、空を舞う鳶の
 姿に、秋の澄み切った空気と広大な空が象徴的に表現されています。作者は、
 この鳶の姿を目にすることで、秋の深まりを感じている様子が伝わって来ます。
 下の句の「雲の行方に秋澄みゆけり」では、雲の流れによって、時間の経過や
 季節の変化を象徴し、鳶の姿と雲の流れを結びつけることで、秋の訪れを
 より鮮やかに描き出しています。
 また、悠々と空を舞う鳶の姿や、刻々と変化する雲の流れが、視覚的な
 イメージを鮮やかに表現して描写力に優れた作品になっています。
 三首目の歌、「秋の気澄めり」の「気」の表現に工夫の跡が見られます。


     「未だ咲く 高砂百合」

【詞書】お盆行事も済んで日も暮れて・・・、故人を偲ぶいつもの静かな
  お盆でした。
☆静かなる笑みを浮かべる遺影へと 問えば答える朝に夕べに
☆紡ぎこし思い出の糸たぐるごと 寄り添いて座す盆の提灯
☆追憶の海のインディゴ蘇る あの夏の日のきみのジーンズ
                         夕庵さん 
【解説】
 三首の歌いずれも、故人となったご主人を偲び、盆の夜に静かに心を
 寄せ合う様子が、美しい言葉で表現されていて心に響いて参ります。
 特に二首目の歌は、上の句でご主人との思い出を糸のように紡ぎ出す
 様子が目に浮かびます。「たぐるごと」という言葉が、思い出を一つ
 一つ丁寧に引き出す動作を表し、作者の心の動きが伝わってきます。
 下の句では、 盆の提灯の灯りが作者と故人の心を優しく繋いでいるような、
 温かな情景が浮かびます。「寄り添いて」という言葉は「盆の提灯」に
 託しながら、二人の心の距離の近さを表し静かで穏やかな時間が流れている
 様子が感じられます。
 また、故人を偲ぶ作者の切ないながらも温かい気持ちが、言葉の端々から
 伝わってきて、私達もしみじみとさせられます。
 三首目の歌、夏の海の鮮やかな藍色は、かの日の君のジーンズの青にも
 重なって思い出されたことと思います。青春そのものの象徴であった夏の
 日のジーンズ。彼との日々が、くっきりと浮かび、寄せては返す波のごとく
 尽きることもない。そんな想いが爽やかに表現されています。

【詞書】地震台風豪雨雷猛暑
☆大地大気が怒り
  警鐘を轟かす

   生き残れる場所は?
        どこへ?
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 8月に入って、大地震(8日日向灘と南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)、
 9日神奈川県西部)、台風(5号及び7号)、ゲリラ豪雨と、日本全体が
 被害の可能性があり、そして間には、相変わらず35℃以上の猛暑日で
 熱中症アラートが鳴り響いています。
 大地、大気が怒りだしたとしか思えない。
 今週も台風10号の上陸が予想されています。
 最近の情報を確認して、災害への備えと早め早めの行動で、十分ご注意下さい。
                         自閑さん
【解説】
 地球温暖化、南海トラフ地震、大規模台風、連続する猛暑日等々、詠われて
 いるように「大地大気が怒り」の様相を呈しています。「警鐘」も単に鳴らす
 のみでなく、「轟か」している所が、この歌の核心と
考えます。
 下の句の「生き残れる場所は? どこへ?」は、災害列島となった日本には
 もはや安全な場所は無いとのメッセージが込められていると感じました。
 それでも・・・「どこへ?」と考える大半の人々の想いを、諾いつつも
 「そんな場所は無い」との作者の秘められたメッセージが歌から響いてきます。
 遠い道のりになっても「CO2削減」等への取り組みを含めて、地球温暖化へ
 国際的な取り組みが喫緊の課題となっている旨を改めて認識したいと思います。
 それは、国家間の戦争をしている猶予は、今の地球には無いんだとの大きな
 そして、深いメッセージでも
あると理解しました。
 なお、【短歌説明】で触れて頂いた台風10号の進路は、未だ定まらない
 部分もありますが、九州に上陸後、列島の南端を縦断する予報も出ています。
 大きな
被害にならないよう祈りたいと思います。

     「咲き盛る 百日草」

【詞書】26日の午後4時前から母や父の通販などの払い込みやらも兼ねて、
  買い物に出ました。青空も見え、けっこう涼しい風が吹いていた
  宇治川べりを自転車で走り、平等院参道の郵便局へ。その後、
  コンビニ払いの物の支払いと、スポーツ紙5紙を買う為にコンビニへ。
  支払いと(1紙は売り切れだったので)4紙のスポーツ紙を買って、
  自転車を出そうとしてふと、駅の方向を見た時に、東の方の空に虹🌈!
  おおっ!久々っ!!(ここんとこ何度か雨上がりとかに見られれば…と
  空を見に行ったりしたんですが振られ続きで…)よっしゃスマホで
  写真や!…ん?あれ?……あかん!忘れた!今日に限って…!!😨
  もう一軒駅の近くのコンビニで売り切れてたあと1紙を買って、
  一緒のタイミングで外に出た外人さんに「(その方向を指差して)
  レインボー!」って教えてあげて、もしかして当たるかな~と、
  少し先の宝くじ屋さんで100円スクラッチを2枚買ってみたり
  しました。(1枚100円  当たってました)…今回の写真は
  撮れませんでしたが虹🌈は好いですね!
☆コンビニを出て久々に虹を見た
      「よし、写真撮ろ🎵」「スマホ忘れた!」
【詞書】前述のスポーツ紙5紙、今回はこのライブの記事目当てでした。
  前回のTHE ALFEEさんに関しての歌と似通ってしまいましたが、
  この日行われた「THE ALFEE 50th Anniversary Premium Members
  Special Live」(於:有明アリーナ)は8月25日、彼等がALFIEとして
  4人でデビューした(デビューシングル「夏しぐれ」が出た)
  1974年8月25日からちょうど50年の日に開催された特別なライブ
  でした。オーケストラとの共演もあり、“誕生日”を祝うセレモニー
  もあり、桜井さんが高3の時出場した山野楽器主催のコンテストで
  歌ったというサイモン&ガーファンクルの「ボクサー」から始まって
  ALFEEさんの歴史を辿るような構成だったそうです。後半は
  オーケストラとの共演も…。過去にもオーケストラとの共演は
  あったし、CDもありますが、円熟味が増した現在の彼らの
  パフォーマンスは素晴らしいものであったというのが紙面からも
  ネットで見たファンの感想からも伺えました。以前にも聞いたことが
  ありましたが、「まだ夢の途中」というフレーズも、今回の「ALFEEの旅は
  終わりません」も、前回のイベントの「引退はしません!」もファンに
  とってはずっと(できる限り)ステージに立ち続けてくれるという
  約束のようなもの。…ありがたいです。
  彼等のファンになって良かった!なかなかライブには行けませんが…、
  いぜんライブで聞いた「僕らはいつもここ(ステージ)に居ます」の
  言葉を励みに日々何とか頑張っていこうかなあと思いました。
  ALFEEさん、50歳おめでとうございます!👏
☆THE ALFEE 50周年コンサート 
       特別な日をファンと祝いて
【詞書】台風10号が関西にも近づきつつあります。(8月27日)勢力が多少
  でも弱まる事をただ祈りたいと思います。
  台風近いと、いつもに増して頭痛も頻発するのがかなわんですわ…。
  (きつい…😥)それより、交通や河川、山間部に近い地域などの被害が
  あまり出ませんように…。
  台風は当初の予想より進路が九州の方面に振られた感がありますが、
  勢力が大きいままだとまた被害も大きくなるかもです。台風に先んじて
  ゲリラ豪(雷)雨も発生しているらしいですね。どうか皆様おつつが
  なきよう祈ります。(すぐに関西にも来るでしょうが…)
☆気持ち良く 涼しく優しく吹く風が
         牙を剥くんか数日後には
                         ちがやねこさん
【解説】
 今回も、「久々に虹」「50周年コンサート」「台風10号」とタイムリーな
 時事を中心に三首詠んで頂きました。
 一首目の歌、「久々っ!!に見た虹」、それを撮ろうとしたところスマホを
 忘れたことに気が付き、その残念な想いが素直に詠まれています。ただ、
 残念さがそんなに深刻でないのはスクラッチが当選したからでしょうか。
 そんな想いも歌には滲んでいます。
 二首目の歌、THE ALFEEの熱烈な、そして長年にわたるファンとしての
 熱量がいっぱいに篭もった歌になっています。「ALFIEとして4人で
 デビューした1974年8月25日からちょうど50年の日に開催された特別な
 ライブ」は、ファンにとっても記念すべき大切なライブであり、それを
 詠み込んだ歌も「永久保存版」の歌でありますね。そんな高揚感を
 秘めた歌は、作者の想いが溢れるほどに籠っています。
 三首目の歌、台風10号は勢力をさらに増しつつ九州上陸後、列島の南端を
 縦断するとの最悪の予報が出ています。詠われているように「優しく吹く風が
 牙を剥くんか」は偽らざる想いですね。自然は常に牙を磨いていることを
 改めて心したいと思います。なお、台風が近づくと頭痛がするとのこと。
 急激な気圧変化故と思いますが、ご自愛願います。

☆五年ぶり夏の祭りも甦り 子も孫共に山車を曳きゆく
                         ポエット・M
【解説】
 コロナ感染症、団地の大型修繕等々で中止を余儀なくされていた夏祭りが
 私達の自治会で、5年ぶりに復活し8月24日に開催されました。今年度は
 自治会の責任者の一人として、このイベントに5月から取り組んで参り
 ました。自治会が中心となり、実行委員会を立ち上げ住民の皆さんの中で
 ノウハウを持ち練達な多くの方のお力も借りました。5年前の資料を参考に
 企画を練り、試行錯誤の後、ようやく実施に漕ぎ着けました。
 祭り当日は快晴に恵まれ、成人し団地から巣立っていった多くの子供達も
 それぞれ孫を連れて、夏祭りに参加してくれました。
 特に山車は幼稚園生から参加可能としましたので、親子三代で山車を引っ張る
 微笑ましい情景が多数生まれていました。子供達も外孫も含めて普段の数倍に
 近い子供たちが一つの山車を曳く様は壮観でもありました。
 ボランティア団体の協力も頂き、焼きそば、フランクフルト、かき氷、
 ビンゴゲーム、射的、抽選会、さらには盆踊りと盛り沢山のイベントに
 時間を忘れて興じることができました。そんな一齣を詠んでみました。


     「咲き盛る 百日紅 薄紅色」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(53)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
34.「短歌の章」 宗久尼の得度入山(1)

   愛憎の巷に生くるはかなさに    
           君黒髪を降し給へり
           
   一筋のあはれは残れ
         黒髪を降せし人の山篭り給ふ

   たたなはる奈良の山なみ目交ひに
             宗久庵の庵主となりぬ

【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】前回に続いて掲載致します。
 fumiel-shimaさんから「水曜サロン」へ頂いたコメントです。

 水曜日の朝、パソコンを開く時に私の心に涼風が流れ、皆さんが詠われる
 日々の事象や小さな物語として語られる様々な思いや想いが、私の瞼に
 浮かぶ画像や光景と共にその涼しい風に乗って拡がって行くような
 気持ちになります。
 それは綺麗な写真や静止画だけではなく、その様々な思いが豊かな感性や
 感情で揺れ動く情景として眼に映るような気持ちになるのです。
 私自身は詠うことはできませんが、皆さんの気持ちに少しでも近づき、
 少しでも理解出来てその思いや想いを共有できれば・・と思うだけで
 その涼風に吹かれる自分を感じることが出来ると心が豊かになったような
 気がするのです。ありがとうございました。

 ポエット・Mの返信コメント

 いつも「水曜サロン」を見守って頂き、心に沁みる温かなコメントを
 お寄せ頂き、ありがとうございます。
 また、的確な歌評と、感想を頂き励みになるとともに、新たな視点を
 示唆され学びにもなります。
 fumiel-shimaさんの紡がれるコメントは、そのまま散文詩となり
 その情景描写や、心象表現の的確さには新鮮な驚きを感じています。
 「涼風に吹かれる自分を感じることが出来る」のは、fumiel-shimaさん
 の鋭敏な感性と、文学的素養故と思います。その、お眼鏡に叶うよう
 私達も表現と感性を磨いて参りたいと思います。
 なお、サロンに集うメンバーはfumiel-shimaさんからアドバイスや、
 エールを頂き、感謝するとともに、励みにしていると感じます。
 これからもよろしくお願い致します。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字以内にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その146)ネット歌会

2024年08月28日 04時57分49秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その146)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き盛る 百日紅」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆盆すぎて直も酷暑は収まらず 赤とんぼとて飛びゆけれども
                         西BOOさん
★幼子の帽子にとんぼのブローチを つけて歩けば蚊は寄りつかぬと
                         夕庵さん
★暑過ぎか全く蚊を見ぬひと夏に 去年のままの液体ベープ
                         西BOOさん
★温暖化に生態狂う恐ろしさ 人の命はおろそかならず 
                         夕庵さん

☆追憶の海のインディゴ蘇る あの夏の日のきみのジーンズ
                         夕庵さん
★お揃ひのジーンズまとひ 高原の風に吹かれし追憶の日よ
                         みっちっちさん
★二十歳の写真が語る思い出は キャンプに興じし初めてのジーンズ
                         夕庵さん
【詞書】親戚にサイパンで若く戦死した方がいます。いつも戦争の悲惨さに、
  私達は平和を絶対に守らなければならないと、思い新たに合掌します。
★サイパンに二十歳(はたち)戦死の碑の前に平和守らむ合掌しかと
                         みっちっちさん
★軍服の写真の叔父も晩年は書画たのしみて戦禍語らず 
                         夕庵さん

☆手水鉢の小さき竜の吐き出せる 水の音にも秋の気澄めり
                         みっちっちさん
★花手水 桔梗花びら敷き詰めて 清めの儀式もナイススポットに
                         夕庵さん
★お清めの水にひたりて花手水 うすむらさきもことさらに濃く
                         みっちっちさん
★花の寺 毎朝ひらく朝顔に 欠かせぬ水やり住職忙し
                         夕庵さん
★絵日記の朝顔の数 得意気に 父に見せたる遠き夏の日
                         みっちっちさん

     「未だ咲く 八重むくげ」

☆絵日記の朝顔の数 得意げに 父に見せたる遠き夏の日
                         みっちっちさん
★長年をメモ代わりにする日記帳 五年日記を三年日記へ
                         夕庵さん
★考(ちち)の字のメモ書きのある専門書 重くともなほ捨てられず持つ
                         みっちっちさん
★箸紙にメモを残して席を立つ 宴の雰囲気壊さぬように
                         夕庵さん
★わだかまり 友へ手渡すメモ書きは 涙に濡れし ごめんねの文字
                         みっちっちさん
★予定表今ではスマホに書き込めば 忘れることなく知らせてくれり
                         夕庵さん

☆死者たちの無言の叫びか蟬しぐれ 敗戦忌なお戦は止まず
                         ポエット・M
★無言館 画布に遺りぬ恋人よ 無念戦火に散りし若者 
                         夕庵さん
【詞書】無言館の館主、窪島誠一郎氏が開館の日に詠んだ詩の一節
  「…あなたが遺したたった一枚の絵だ。その絵に刻きざまれた
   かけがえのないあなたの生命の時間だけだ…」
★画学生 生きた証はキャンバスに 戦地に散るも想い遺れる
                         ポエット・M
★画学生の声なき声が地を這いて 愛しき人らを今も恋いしか
                         夕庵さん
★キャンバスに刻む命の絶唱か 無言館つつむ蝉しぐれして 
                         ポエット・M
★志 半ばに逝きし画学生 名残りの瞳の自画像に泣く
                         夕庵さん
★自画像の瞳に宿る志 半世紀越え耀き止まず
                         ポエット・M
★夏の日の笑顔の孫を描きくれし 義兄の遺品は納戸に眠る
                         夕庵さん
【詞書】返歌というより、お義兄様を偲んで詠ってみました。
★かの夏に義兄(あに)の描きし孫の顔 遺品となるも笑みを留めん
                         ポエット・M
★描かれたる孫も育ちてそれぞれの幼は絵を見て「これ!ママ!」という
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「雨に濡れる 芙蓉の花」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする