四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126)ネット歌会

2024年04月03日 05時12分20秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その126)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「咲き初める 大島桜」


☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆春の花 胸が高ぶる撮影も レンズの手入れに黄砂恐ろし
                         西BOOさん
★待ちかねたさくらも黄砂に泣いている 澱みし空は写真泣かせよ
                         夕庵さん
★黄砂ゆえ ランクを下げたレンズ出す やはり写りもランク下がりおり
                         西BOOさん
★進化したスマホの写真もランク上げ 古いデジカメ出番少なし
                         夕庵さん
★退職後 スマホ・ガラケー所有せぬ なにかと割引クーポンもらえぬ
                         西BOOさん

☆1分咲き 桃の花を眺むるも 昨今珍し 斑雪(はだれゆき)かな
                         西BOOさん
★満開の孫の記念樹しだれ桃 その娘(こ)は早も母親なりし
                         夕庵さん
★早いかな4月からは 小学生 でもまだプリキュア人形夢中
                         西BOOさん
★雪解けの道一列に一年生 熊よけ鈴をちりりん鳴らしつ
                         夕庵さん
★ニュース見て 後を絶たぬ 熊の被害 動物保護より人命優先
                          西BOOさん
★本能を絶たれた熊も生きるため 自然破壊や異常気象か
                         夕庵さん
★温暖化 海水面の上昇で 沈みゆく国 死ぬか生きるか
                         西BOOさん
★死の覚悟 天の裁きと 皺ふかき男は仰ぐ 為す術もなく
                         夕庵さん

☆哀れともつらつら椿咲き誇り 小さな寺に今そ散り敷く
                         夕庵さん
★我もまた長男10日で逝かれたり 涙でむせて死を覚悟する
                         西BOOさん
★逝きし児の年を数える悔しさよ 共に捧げむ春のブーケを
                         夕庵さん
★4・2亡き長男の誕生日 13日に息を引き取る
                         西BOOさん                   
★地蔵寺に親の嘆きの風車 せめて聞きませ風の子守歌
                         夕庵さん
★逝かずんば 30手前の男にて 日々、仏壇に「弟頼む」
                         西BOOさん
★必ずや 祈りは叶う 合わす手の なかに笑まいし吾子の居ますを
                         夕庵さん

     「咲き盛る 花桃」

☆花人の連なる道よ なからぎの 森を社へ 蛇腹めきたり
                         みっちっちさん
★賀茂川にしだれの桜の影写し 人の行き交う半木(なからぎ)の道
                         夕庵さん
★白川にゆたにたゆたに花の影 舞妓行き交ふ夕暮れの街
                         みっちっちさん
★連れ立ちて白川あたりをそぞろ行く 暮春に浮かぶ白き花びら
                         夕庵さん
★恋人の行き交ふ京の夜の妖し 祇園しだれの幽玄なるや
                         みっちっちさん

☆恋人の行き交う京の夜の妖し 祇園しだれの幽玄なるや
                         みっちっちさん
★里に見し 一本桜は健在や 杖で支えて村の誇りを
                         夕庵さん
★御社にあまたの杖で支へられ 皇女のごとき斎王桜
                         みっちっちさん

☆堅香子は春の妖精ひっそりと湖北の里にうつむきて咲く
                         夕庵さん
★木漏れ日にかたくりの花 ひつそりと恥らふごときを 膝つきて見ゆ
                         みっちっちさん
★被災地に 膝尽つきて問う両陛下 惨状話す人の涙よ
                         夕庵さん
★被災地のブルーシートに大雨の 音響きたり 涙のごとく
                         みっちっちさん
★朝はやくブルーシートに席取るも 寒きに震える花の宴は
                         夕庵さん
★気まぐれの気温に花見決めかねて ひとり家居も 時にはよきと
                         みっちっちさん
★待ちかねたさくら開花の宣言も 今日は黄砂で部屋干しにする
                         夕庵さん
★昨年の京への旅は 黄砂なか 斎王桜もけぶりし空に
                         みっちっちさん
★大陸より運ばる黄砂を受けながら 目はチカチカと春霞なり
                         夕庵さん
★目薬の小耳に垂れて見上ぐれば 摩耶の辺りは春霞かと
                         みっちっちさん
★黄砂ゆえ赤い目薬さしたなら 長江も赤く流れゆくなり
                         夕庵さん
★チューリップ赤きが揺るる校庭に 校歌を習ふ新入生ら
                         みっちっちさん

☆熱湯に 放つ菜花の色ひらき 白磁の皿の春色に染む
                         みっちっちさん
★お出かけのお弁当には春レタス 苺ふたつを欠かさず入れて
                         夕庵さん
★やはやはと春のひかりを幾重にも 巻き春レタス 歯にしやきしやきと
                         みっちっちさん
★インプラント1本50万とは これいかに わたしゃ歯抜けで頑張りましょう
                         夕庵さん
★頑丈な歯は吾(あ)の自慢 煎餅も固き肉さへ がつがつと食ふ
                         みっちっちさん
★28本の歯は今も健在で ゆっくり噛んで 固きを避けて
                         夕庵さん
★ゆつくりと噛むは身体によかれども 早食ひの癖治らぬものよ
                         みっちっちさん
★気づかぬが長年の癖指摘され なくて七癖この身はなれず
                         夕庵さん
★踏み出すは右足からか左かと 卓球やりて癖に気づきぬ
                         みっちっちさん

☆落ち椿 踏まず避けゆく人のいる 森の小道に揺れる木洩れ日
                         ポエット・M
★たっぷりと春を含みし樹々たちの 風通り過ぐ木洩れ日を行く
                         夕庵さん
★柔らかに萌える若葉の木漏れ日を 両手に受けて孫ら跳ねいる
                         ポエット・M

☆八代さん ちーたんともに有難う 涙よ雨よもっと降れぇ~
                         西BOOさん
★八代さん 雨あめふれと唄うゆえ 別れの式も どしゃ降りのなか
                         ポエット・M

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める 椿」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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39 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-04 13:45:46
こんにちは。

☆ひとつづつ ちさき太陽 写し込み 大空を舞へ しゃぼん玉ふは      みっちっちさん

★しゃぼん玉割れても割れても生まれ出る 子らの未来は果てなきものを   夕庵

☆風に揺れ いびつなるまま しゃぼん玉 震へてつひにぽんと割れたり   みっちっちさん

★手に触れば儚く消えるしゃぼん玉 幼の知恵はこのとき芽生える      夕庵

よろしくお願いします。 
返信する
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-04 13:49:21
こんにちは。

☆もうそろそろ 桜を確かめ見に行かば ポツンポツンと咲き誇るなり     西BOOさん

★咲き初めし桜の花びら無情なり 雨は終日止むことのなく          夕庵

よろしくお願いします。 
返信する
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-04 13:53:36
☆十年間 故障のカメラ昨日に 空打ちすれば 正常となり         西BOOさん

★動かぬとも形見の時計を引き出しに ときにはふたりの時間に遊ぶ     夕庵

よろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-04-04 16:01:51
こんにちは。
早々に、返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆咲き初めし桜の花びら無情なり 雨は終日止むことのなく  夕庵さん

★二分桜 天気予報は雨ばかり カメラワークは雲の間に間に  西BOO

☆動かぬとも形見の時計を引き出しに ときにはふたりの時間に遊ぶ  夕庵さん

★形見本 短歌について書かれるも 頭に入るは推敲のみかな  西BOO

よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-04-04 18:20:07
夕庵さんへの返歌です

⭐️手に触れば儚く消えるしゃぼん玉 幼の知恵はこのとき芽生える
夕庵さん

★うたかたの恋よ 儚く 消へ去りて もう恋なんてせぬと決めても
みっちっち

⭐️しゃぼん玉 割れても割れても生まれ出る 子らの未来は果てなきものを
夕庵さん

★卓球戦 負けても負けても諦めぬ 猛練習は果てなきものを
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-04 20:41:59
こんばんは。

☆卓球戦 負けても負けても諦めぬ 猛練習は果てなきものを        みっちっちさん

★諦めぬ 強固な心は宝物 こんな心をわれも欲しかり           夕庵

☆うたかたの恋よ 儚く消え去りて もう恋なんてせぬと決めても      みっちっちさん

★失いし恋を乗り越え強くなる 人を見る目も養われたり          夕庵

よろしくお願いします。      
返信する
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-04 20:48:40
こんばんは

☆二部桜 天気予報は雨ばかり カメラワークは雲のまにまに        西BOOさん

★生協のチャイムの音を待っている 雨は朝から止む気配なく        夕庵

☆形見本 短歌について書かれるも 頭に入るは推敲のみかな        西BOOさん

★歌詠むは推敲こそが基本なり 頭に入れば怖いものなし
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-04-04 21:44:39
こんばんは
夕庵さんへの返歌です

⭐️諦めぬ強固な心は宝物 こんな心をわれも欲しかり
夕庵さん

★遠き日の妣(はは)と拾ひし宝物 小箱に光る貝殻あまた
みっちっち

⭐️失いし恋を乗り越え強くなる 人を見る目も養われたり
夕庵さん

★失恋の涙渇きて 空見上げ 自分の足で強く立ちたり
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-04-05 07:53:55
おはようございます。

☆遠き日の妣(はは)と拾ひし宝物 小箱に光る貝殻あまた       みっちっちさん

★さくら色したマニュキュアを小指だけ あの日のことは大事な記憶   夕庵

☆失恋の涙乾きて 空見上げ 自分の足で強く立ちたり         みっちっちさん

★懐かしき「失恋」という言葉かな 人恋うことも遠くになりぬ     夕庵

よろしくお願いします。 
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-04-05 14:46:32
こんにちは。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆生協のチャイムの音を待っている 雨は朝から止む気配なく  夕庵さん

★生協は 近くにスーパーあるけれど 毎週続く 保険のごとし  西BOO

☆歌詠むは推敲こそが基本なり 頭に入れば怖いものなし  夕庵さん

★推敲も 「推敲前が良かったな」 思うケースも2割3割  西BOO

よろしくお願い致します。
返信する

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