国際ニュースを見ていたら、メキシコ湾に低気圧が発生したと伝えている。
メキシコやカリブの海にハリケーンが発生しても、筆者にはほとんど影響は無いが、思っていたのはハリケーンと云うのは、女のヒステリー同様、とても男どもに太刀打ちできるものではなく、≪36計 逃げるに如かず≫と云う事で、女の名前しか無いと思っていた。
あれれ・・・今朝のニュース、ハリケーンの名前『アルベルト』だって。 検索を掛けてみたら、女性、男性の名前と、特に命名に区別はなく、単に筆者の思い違いであったようである。
話をヒステリーに戻すが、ヒステリーはもちろん、現代では日本の政界を見るまでもなく、男にも時たま現れる事があることは、今では世の常識となりつつある。
欧米で有名なハリケーンの名は、あの『カトリーナ』 、日本では台風にあまり名前を付けずに番号を付けることが多い。 当然であろう、もし、日本に大きな被害をもたらした台風の名前が『芯三』だったりしたら、その名前を持っている人々に取っては、この上もなく面白くない事であろう。
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若葉に溢れるこの季節、生命力が所かまわず満ち溢れるので、筆者も『オス』の端くれ、時たま放浪癖が顔を出す。
『立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花』の言葉を思い出すまでもない、現在のシャクヤクの開花状況、咲き初め・・・もっとも瑞々しくそれらの美しい時期であろう。
コマーシャリズムに煽られて、南陽市のシャクヤク神社に、参拝に行ってきた。
駐車場の入口に、表示が無く迷った。 道路から見えるところに有る、白線が引いてある駐車場の様な空き地には、入り口にバリケードが有り、その神社前では、車が路上で右往左往している。
受付の集金係の所へ行って、それとなく指示したのだが、筆者に命令権は無く、その後どういう措置に至ったか知らない。
シャクヤク開花状況は、おおむね10~20%程度と云うところで、感嘆の声を上げる程ではなかった。 お花畑を息子と二人巡っていたら、うら若い女の人が近づいて来た。
「すみません、写真撮っていただけませんか・・?」
と、『シラウオ』の様な手で、カメラを差し出された。
「ああ、いいですよ!」と筆者。
写真を、5枚ほど撮ってあげた。
その女性から少し離れてから、息子に「オイ、女の一人旅みたいだ ヨ。」とささやいた。
息子は、私より少しだけ観察眼が有った。
「持ってるバッグに、○○テレビって、書いてあるよ。」と息子。
「俺にも言ったが、オレ断った」と息子。 「どうして、一人で居るんだべ・・?」
そんなこと、筆者に知る由は無い。
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園内散策を続けていると、テレビクルーが徐々にそろって来たようで、4~5人がマイクやら、カメラを持って、集って来ていた。 シャクヤクの映像を取ったり、売店の様子や、芸工大の学生たちへのインタビューやらで、それぞれに仕事をこなしていた。
撮った写真を、パソコンで検索してみたら、SAYテレビの土曜日の番組であった。
≪ やまがたチョイす ≫という、お昼の番組だそうです。
筆者に声をかけてくれた感謝の気持ちの延長線上で、番組の宣伝に協力して置きました。
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失礼とは思いますが、「写真を撮ってくれませんか・・・?」なんて、あの小野文江アナウンサーから言われたのなら、握手をお願いし、家に帰って包帯で、ぐるぐる巻きにして、一週間も寝込んだと思うのですが、・・・・それにしても、良い一日でした。
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最後っ屁で、為政者の方え、・・・・・・・
≪ http://xpp.sakura.ne.jp/sub/jougan/jou005.php ≫より引用
貞観初年のこと、太宗が側近の者にこう語った。「君主たる者は、なりよ
りもまず人民の生活の安定を心がけなければならない。人民を搾取して贅沢
な生活にふけるのは、あたかも自分の足の肉を切り取って食らうようなもので
、満腹したときには体のほうが参ってしまう。天下の安泰を願うなら、まずお
のれの姿勢を正す必要がある。いまだかつて、体は真っ直ぐ立っているのに
影が曲がって映り、君主が立派な政治をとっているのに人民がでたらめであ
ったという話は聞いたことがない。わたしはいつもこう考えている。身の破滅
を招くのは、ほかでもない、その者自身の欲望が原因なのだ、と。いつも山海
の珍味を食し、音楽や女色にふけるなら、欲望の対象は果てしなく広がり、
それに要する費用も莫大なものになる。そんなことをしていたのでは、肝心な
政治に身が入らなくなり、人民を苦しみに陥れるだけだ。その上、君主が道理
に合わないことを一言でも口にすれば、人民の心はばらばらになり、怨嗟の声
があがり、反乱を企てる者も現れてこよう。わたしはいつもそのことに思いを
致し、極力おのれの欲望を抑えるように努めている」
諫議大夫の魏徽が答えた。「昔から聖天子よ明君よと称えられた人々は、み
なそのことを実践されました。ですから、理想的な政治を行なうことができた
のです。かつて楚の荘王が賢人の詹何を招いて政治の要諦を尋ねたところ、
詹河は、『まず君主がおのれの姿勢を正すことです』と答えました。荘王が重
ねて具体的な方策について尋ねましたが、それでも詹何は、『君主が姿勢を正
しているのに、国が乱れたことは未だかつてありません』と答えただけでした。
陛下のおっしゃったことは、詹何の語ったこととまったく同じであります」
---- 以上 引用 終 ----
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