東日本震災後3ヶ月、神戸の大震災に比べると格段に遅いその対策。
未だ持って、原発の収束の目途さえも付いていない。 震災の被害を、その傷口を大きく開いて塩をまぶり込んだような苦しみを、国民に与え続けるイラカン。 犯罪者意識がないことは、あたかもアホが自分のアホさ加減を自覚できない事によく似ている。
その6月11日、パリ、ニューヨーク、香港、メルボルンなどでは、日本で行なわれた反原発デモに同調する形で、集会やデモが行なわれた。
新宿では、インターネットなどの呼びかけで集まった約2万人(主催者側)が、休日の新宿繁華街をデモ行進した他、日本各地でも集会やデモが行なわれたが、記者クラブの統一した意思が働かなかったのか働いたのか、その記事としての扱いは小さいか、無視されるかだったようである。
その中で、Asahi.Comの記事が検索に掛かったので、転載しておきます。
*** 以下引用 Asahi.Com 6/11付より ***
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東京・新宿では、インターネットでの呼びかけなどで集まった多くの人たちが午後3時すぎから行進。 ロックやちんどん屋の生演奏を先頭に、休日の繁華街を約3キロ歩いた。 主催者によると約2万人が参加したという。
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この日の行動は、福島第一原発の事故が起きてから東京都内でデモを主催していた環境保護団体「グリーンピース」やリサイクルショップ「素人の乱」の関係者らが話し合い、「6・11脱原発100万人アクション」と題して世界各国にも呼びかけて実施した。
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*** 以上引用 終 ***
デモ終了後の新宿アルタ前の様子が、他のブログに見られた。
*** 以下引用 下記URLより ***
http://no-saiban-in.org/news/2011/06/51611.html
これは、その後の報告である。
「51年目のスイッチ」弁護士 高山俊吉 。
6月11日の新宿中央公園からのデモは長丁場でしたね。 午後3時過ぎに公園を出発してアルタ前は6時近く。 主催者はさっさと解散っていう雰囲気。
私たち6人は近くで食事をしてまたアルタ前に戻った。 現場は完全な飽和状態。
青い制服の警察官でいっぱい。 ゲリラ的なリレートークが続いているが、警察官がどんどん増えて解散を迫っている。 司会者の後ろの生け垣の上にも警察官たちがいる。
俺たちには表現の自由がある」と絶叫する青年。
「表現の自由」
この言葉を聞いて私にはかちっとスイッチが入ってしまいましたね。 何かがおりてきてしまった。 「しゃべらせろ」「何でもしゃべらせろ」とどなった。
予定の進行から外れることで困ったような顔の司会者が「どうぞ」と私にマイク。
「何だこのざまは。ふざけるんじゃない。
警察官の君たちも被曝しているんだぞ、君たちの家族も被曝しているんだぞ。
原発反対を言っているみんなは君たちの命を含めてみんなが死なないようにがんばっているんだ。
東電の味方をして自分がもっと被曝したいのか。 恥を知れだ。 君たちは今何をしているのかわかっているのか。
私は弁護士だ、法律家だ。 いま表現の自由という言葉を聞いた。
法律家として私は断言する。 そのとおり、みんなに正義がある、彼らには絶対に正義がない。
生きるか死ぬかの話の時に、何の規制か、何のルールか。
私は弁護士として言う。 みんなにはいうべきことを言う権利がある。 そしてみんなに言いたい。
政府も財界も司法権力も御用学者もみんな全然信用できない。 政治家はもちろん信用できない。 このとんでもない社会を根本から変えてゆくのは若いみんなだ。 皆さんがこの社会を根本から変えてゆく。
法律家が言うべきを言わないでいることを私は詫びる。 でも、力の限りがんばろうとしている弁護士も少なくない。 力をあわせてこの状況を根本から変えていこう。 彼らに暴走させてはいけない。 彼らが暴走すれば、ここはチュニジアやエジプトに必ずなるぞ。 一緒に闘おう。以上です。」
と、こんなことを話した(ような気がする)。いい爺さんの絶叫。しゃべった時間は5~6分かな。
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*** 以上引用 終 ***