寒波が来る寒波が来ると、気象庁で言っておりますので、その為の水道の凍結防止の最も簡単な方法を、専門業者の立場から言わせて頂きます。
一番簡単な方法は、蛇口から糸を引くように水を一晩出し続ける事です。
1立法メートル当たりの、水の料金は国内であれば200円前後ですので、出す量にもよりますが、10時間出し続けたとしても、一晩100円位で収まるだろうと思います。 尚、自家用ポンプの場合、電気代はそれの数分の一でありましょうか。
蛇口が、湯水混合のシングルレバーの場合、水側に(一般的には右側)目一杯倒さないと、お湯が流れ石油も燃料代として加わる事に成ります。
最近は、水道配管が屋外に見えるように施行する方法は、少なくなりましたが、もし、配管が屋外に見えるならば保温材をいったん外し、15㎝ピッチ位で電熱線を巻く方法が有ります。 その上に、又保温材を巻かないと、効果は薄れます。 メーカーの説明書には、保温材を巻かないで、と云うのも有りますが、筆者は賛成できません。
この方法の場合、コンセントの差し込み部に、雨や雪が掛からない様に、気を付ける必要が有ります。 また、アイラップ等で覆ってしまうと、差込み部に結露の心配も有ります。
東北地方の玄関前(屋外)の水道蛇口は、殆ど『不凍給水栓』という立ち上がりを使用する事に成っていますので、その頭についているハンドル(色は:赤、緑、茶とか)を、目一杯締めるのも忘れないでください。 中途半端に占めると、土中に水道水が漏れる場合も有りますので、開けるか締めるか、どちらかの方にハンドルを落ち着かせます。 そして、蛇口を開ければ、その立ち上がりの水も、落ちていきます。
昔風の、水だけの単水栓の場合、蛇口のハンドルと吊り駒だけの、サーモスタット付きで、外気が1度C程度になると自動的に水を流す、交換用の製品も出されています。
ここは、NHKではないのでメーカーを記載すれば、『三栄水栓』から出されています。
お近くの、DIYショップに行けば有るのではないでしょうか・・・。
検索を掛けたら、この商品です。
URL: http://www.san-ei-web.co.jp/view.php?pageId=1009&dataId=1178
この吊りコマ交換の場合、当然水を止めて作業をしなければなりませんが、水道メーターの所のバルブか、水抜き栓を目一杯締めれば、水は止まるはずです。
古い配管は、腐食している場合が有りますので、心配なら専門家にご相談した方が、宜しいのではないでしょうか・・・。
気象が、過去のデータでは推し量れない様な事例が、多く見られるようになりました。 くれぐれも、お気を付けてお過ごし下さい。
尚、蛇足ですが蛇口に耳を付けて、『シュー』と音が聞こえるようなら、漏水の恐れがあります。 長い時間ですと、金額も驚く程に成る場合も有ります。 専門家に、見てもらった方がストレスが、溜まりません。