PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



赤ちゃんを育てた経験のある方なら分かると思うのですが、最初にしゃべる言葉らしきものは大抵「ンマンマ~」なんですね。パチパチ!
口を閉じると「ンー」、開くと「アー」。
そこに唇の開閉が加わると「ンーマーンーマー」となる。
イギリス人はこれを「ママ」、イタリア人なら「マンマ」→母親である自分を求めている、と解釈し、
日本人は「まま」→ご飯、お腹が空いた、と思ったのでしょう。
パパも同じです。最初に発音されやすい破裂音の「パ」あるいは「ファ」ですね。パパ&ファーザー、ママ&マザー。
ちなみに、「はひふへほ」より「ふぁふぃふゅふぇふょ」の方が、楽な(だらけた口元でもOKな)発音になります。少なくとも江戸時代になるまではハヒフヘホはFA・FI・FU・FE・FOだったそうで、母はファファ、花はファナと発音していたそうです。当時の日葡(ポルトガル)辞書などを見ると分かるらしい…。

もどれ

青少年補導員や保護司をしていて、夜の公園やコンビニで会う中高生が、我々に「俺のママがさー」というのを聞いたことがありません。ところが、そんな彼ら彼女らも家に帰ると母親の事を「ママ」と呼んでいるそうなのです。知らぬはママばかりなり…。
ママという言葉は赤ちゃんや幼児にとっては発音しやすく、使いやすい言葉かもしれません。しかし、子どもはいつか必ずママという呼称の壁を乗り越えていかねばならないのです。越えないままに、30過ぎて、人前で「ママ」とか平然と言っている成人もおりますが。かつて、ゴルフのハニカミ王子こと石川遼選手が社会人のクセに「うちのお母さんが…」とマスコミに答えているのを聞いて、「おいおい、“うちの母”だろう」とガックシしたものですが、気付けば今じゃ成人したテレビタレントがカメラの前で平然と「うちのママが」の時代です(^^;)


大抵の中高生は、家ではママ、外ではかあちゃん、おふくろ、うちのババア…、というパターンになります。そこでまず、内と外の使い分けが出てきて、やがて親に平気でウソをつける子どもが誕生する、、、と思いませんか。
私にとっては、家でも外でもババアと呼ぶ子より、家ではママ、外ではババアと呼んでいる子の方がそら恐ろしいのです。
大体、ひげを剃るようになった子どもに、両親をパパ、ママと呼ばせることに何のメリットがあるのか、わたくしこと野田は、皆目見当がつかないのです。ぜーはーぜーはー。

あんまり偏った私見を垂れ流すのもあれですので、この辺で。



え、うちですか?マミー、ダディと呼ばせてますが?(ウソ)


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