PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



昨日のブログで紹介させていただいた、南流山に戻ってくる「かぜのこようちえん」ですが、
かつて、うちの娘(現大学3年生)の入園手続きをしたときに「入園日までに読んでおいてください」と、手書きコピーの冊子を手渡されました。そこには、服装や履物、持ち物、お弁当の中身などなどについて、幼児教育のベテラン先生による珠玉の言葉が並んでおり、20年近くたった今でも折に触れて思い出します。
ごく一部(と、いいながら長くて、すみません^^;)を紹介させていただきます。何年経っても全く色褪せない内容だと思います。




【おうちでのしつけ】

◆早寝早起きの習慣をつけてあげましょう
今の時点で8時までに就寝させていないおうちがあれば、今日からすぐ早く寝せることを取り組む必要があります。
昼寝をしてしまうので夜は遅くまで起きているという場合は、昼寝をさせない工夫が大切です。朝は早く起こし、夜は早く寝るリズムを作ってあげましょう。昼寝も入れて11時間睡眠をとっているから良しという訳にはいきません。暗くなった時にしか作られない脳内物質があり、それが子どもの成長と情緒の安定に大きな役割をになっています。



◆文字・数字などに関心を向けさせない
小さい頃から文字や数字のような記号化されたものに親しむと、ある一定の形を手本にして、それに自分が近づくという形を取る為に、手本がなければ絵が描けなかったり、何もないところに自分のイメージをふくらませて形にすることができなくなり、全く絵が描けない、という子どももでてきます。

幼年時代は自分の心に浮かんだことを無邪気に自分なりに表現して、満足していることこそ大切です。文字などと違って×もなければ○もなく、表現したこと全てに意義があり、それぞれに価値があります。そのような創造活動に悪い影響を与えるおそれのある知的教育は、されないことを希望いたします。



◆習い事
幼児教育産業の宣伝に乗せられて、小さい子どもの習いごとがさかんです。子どもの才能を引き出してあげたいという親心から、いろいろ習わせてあげたいと思われる場合もあるでしょうが、そのお子さんがこの世に持って生まれてきた才能は、あらゆる逆境の中ででも芽を出しやがて花開くことは、多くの偉人伝が教えてくれています。また「まわりの子ども達がしているから、うちの子にも」という考えは、みんながしているから正しいとは限りません。
たったひとつのことを大切にして習わせてあげることは悪いとは思いませんが、一週間を何日も習いごとでふさいでしまうことはマイナス面が多すぎます。

1.かぜのこようちえんで全力で遊んでもらう為に、降園後はのんびり遊ばせてください。

2.小さい頃からあるプログラムに沿って何かを身につけていく訓練を受けている子供は失敗するのがとても苦手になります。人生は失敗の連続です。小さい頃こそ何も分からないけど、やってみて失敗することにより自分の力で正しいことをつかみ取っていく経験が大切です。

3.子どもの時分に体験しなければならないことがたくさんあります。それは主に土、水、草花、虫など自然との関わり、兄弟、友達とたくさんけんかをしたり仲直りをしたり仲良くしたりすることから身につける、人との関わり、、、、
習いごとは子どもの時間を奪い、そんな機会を少なくします。

かぜのこようちえんでは、一週間に2日以上習いごとをしている、又はする予定の方は入園できません。



◆テレビ・ビデオ・電子ゲームなど
大人がお金もうけの為に作ったそれらの遊びは、子どもにとって大半がよくありません。子どもの遊びは、手や体を使い、知恵を働かせ、人との関わりの中でこそ展開されるべきものなのです。
いかにしてそれらの害悪から我が子を守るか、、、、ということをお父さんとお母さんは真剣に話し合う必要があります。

・テレビは内容をよく吟味して「これなら」と思うものを選んで見せましょう。

・ビデオはテレビアニメを収録して、子どもが好きだからとくり返し見せることは絶対にあってはなりません。どんなに面白いアニメも、一度しか見られないというのが鉄則です。その方が、子どもも真剣に見るでしょう。
「いつでも見られる」ということの先に多くの問題が広がっています。

・電子ゲームは、小さい時から長時間した人の脳に障害が起こるということが医学的に実証されています。かぜのこようちえんの保護者の方々もこのことでとても悩んできたことも事実です。

まわりのお子さんが、当り前のようにゲーム機を持ち、高額なソフトをたくさん持っている現在、さて我が子には、、、、と思うのです。電子ゲームにのめりこむ人にさせない為には、ゲーム機を与える前に、自然の中でたくさん遊ばせる、友達と遊ぶのが大好き、おけいこごととその他でストレスを与えない(ストレスの多い人は、じっとしていてもできるゲームをとても好みます)などをしっかりしておくと良いのです。
ゲームよりもっと面白いことを知っている子どもに育てましょう。



◆お風呂
お風呂にお父さんお母さんと一緒に入って欲しいというのは私の切なる願いです。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていない、お父さんの帰りが遅い、となると、夕方はお母さんにとってとても忙しいのは分かります。でも何とか工夫して時間を作り、幼いお子さんと一緒に湯船につかり、体をゴシゴシていねいに洗ってあげて欲しいのです。湯の中でお互いにリラックスして、今日のできごとを話し合ったり、歌ったり、、、、人生のほんの一瞬だけに与えられるお母さんと子どもの幸せなひとときです。
子どもさんが大きくなり成人しても、なつかしく思い出す貴重な心のふるさとになります。

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