神齢山悉地院 大聖護国寺

真言宗豊山派の大本山である、音羽の護国寺を参詣しました。パチパチ！
護国寺にはなんだかんだと年に20回くらい行っているのですが、詳細に案内してもらえる機会はなかなかありません。
本堂は都内最大の木造建築であり、堂内に入るだけで身が引き締まります。


檜皮葺の月光殿は桃山時代の名建築で、国の重要文化財。

こんなスゴイ建築物ですが、案外知られていない。もったいない限りですが、防犯上の問題で、特に宣伝もできないのだとか。


本堂も、以前は、もっと自由に出入りできたのだそうですが、仏教建築物に油をかけるという、不届きな輩が現れた辺りから、そうもいかなくなってしまったそうです。
「かつては小一時間、静かに本堂で座って、お詣りされる方がよくいらっしゃいました」
とのこと。きっと、自分と向き合える貴重な場所だったのでしょう。

円東寺でも、本堂で静かにお参りしたいという方がたまにみえます。今のところ「帰るときに声をかけてくださいね」と伝えて、ご自由にしていただいてますが、いずれ、そうもいかなくなる日がやってくるのでしょうか。何を選んでも痛しかゆしです。