PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



すっかり涼しくなりました。パチパチ!
我孫子に用があったので、帰りに遠回りして、あけぼの山に寄ったんですが、もうコスモスは終わってたのね、、、、ぐっすん。

先月、『ぐりとぐら』の作者で知られる中川李枝子さんが亡くなりました。
新聞で追悼文を目にし、そういえば家にもあったはず、、、、と『いやいやえん』を読み返しました。



もう60年以上前の本なんですね。読んでみて、内容を結構、覚えていることにびっくりしました。きっと子どもの頃、何度もなんども読んだんだろうなあ。
中川さんが27歳の時の作品なんですね。保育の現場で子どもたちと毎日向き合っていたからこそ、生まれたであろうお話たちに、今でも引き込まれました。



映画やドラマなんかの感想でよくあるのが
「整合性が無い」とか「伏線が回収できていない」なんですが、子どもの世界はそういうのは初めから無いんですよね。積み木で作った船で航海したり、クマやオオカミが、普通に人間と話をします。
物語だから、ではなく、子どもたちにとってその境界は常に曖昧なんでしょう。いつだってファンタジーの世界に片足を踏み入れているのです。



馬がバーで飲んでいた。そこへ犬がやってきて
「なあ、俺の連れを知らないか?」
と聞くので
「いや、知らないなあ」
と答えると、犬は「そうか、ありがとう」とバーを出て行った。

馬たちは顔を見合わせて言った。
「おい、、、、犬がしゃべったぜ?」



という小咄を思い出しました。この話、大人は笑うけど、子どもは笑わない。子どもの世界は、いつだって現実と空想が入り交じっているのです。
ヒーローショーで真剣に熱くなるし、腹話術でも人形が本当に話していると思って接します。お人形ごっこだって大マジです。
そこら辺をもう少し理解して、PRINCOショーも組み立て直さないとなあと思いました。


ちなみに児童文学の内容は大団円どころかブラックなものが多く、そのことにも改めて考えさせられました。
名作は色褪せないなあ。故人に敬意を表して、合掌


追伸
主人公の名前が「しげる」というのもいいですね。60年前、流行った名前なのでしょう。そういえば、石破総理も「しげる」だ(^^;)

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