20年くらい前、新松戸でムクドリが異常に増えて、フンを避けるために、みんな暗くなっても日傘をさして歩いていました。
あれから幾星霜。
あちらこちらと、ねぐらを追われ、人間を怖れジプシーのように移動を続け、ついには、夕方、巨大な群れにならざるをえなくなったようです。そして令和元年、ムクドリたちは、流山おおたかの森に「人間どもよ、己の悪行を省みよ」と巡錫中です。今日も、駅西口のハナミズキテラスの辺りは、ヒッチコックの『鳥』状態。みんな空を見上げ、ため息をつくばかり。
、、、、、、すると、その時です。
さっそうと有髪の青年大師が現れ、手に持った独鈷杵でアスファルトの歩道を突くと、そこからコンコンと温泉が湧き、さらに、ムクドリたちが去っていくではありませんか!パチパチ!
すげえっ!
一斉に飛び立つムクドリたち。
温泉うんぬんはウソで、実際には、杖を突くのではなく、棒の先についた装置から「カチカチカチッ」と音が鳴り、それを嫌ったムクドリが去っていくようでした。私には「カチカチッ」としか聞こえませんでしたが、人間には聞こえない周波数の音なのでしょうか。
彼らはしばらく空を旋回し、、、、、ちょっと離れた木にとまるのでしょう(^^;)
とはいえ、これを何日か続けると、ムクドリは「ここ、住み心地わるくね?」と、他の市に移り、めでたしめでたし!?
ミクロでは解決したかに見えても、仏さまの視野でみると、何も変わっていない。
片目をつぶって生活していくしかないのかなあ。
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