カワラナデシコの姿を見ることはめっきり少なくなりました。こちらは白花ですが普通はピンクです。頼りなげな花で、暑さにも寒さにも強い多年草ですが、見つけ次第こぎ取られてしまうので、野生ではほとんど見られなくなりました。野生の大和ナデシコはもうなくなってしまったかもしれません。
日本のトンボの中で一番形が大きいのがこのオニヤンマです。オスは回転している物に反応する性質があることから、トンボの目の前で人差し指をぐるぐる回して、目をくらまして捕まえることができるとの話を信じて、子供のころ指を回して近づいて捕れた経験は一度もありませんでしたね。
キキョウの花の一群を見つけました。奈良時代の歌人の山上憶良が萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝貌(あさがほ)の七つの草を秋の七草と万葉集に詠みました。朝貌は実は桔梗(キキョウ)だったのです。なぜかわが一宮市の花はこのキキョウです。平成18年に市民投票で決まりました。