ハンゲショウの草むらはまたシオヤアブの狩場でもありました。蜜を求めて仕事に来ていたミツバチを一撃のもとに気絶させてしまいました。
ハンゲショウの花が咲く頃に降る雨は大雨になると伝えられている地方があるそうです。この日は穏やかでイトトンボがのんびり翅を休めていました。
いつもイトトンボが番をしている花は、葉の付け根から穂の形で立ち上がります。花のすぐ下にある葉の表面が白く変化して花弁の役をします。葉の一部を残して白くなるので「半化粧」と名付けたという説もあります。
半夏生とは夏至から数えて１１日目の暦日で、今年は７月１日でした。昔から農作業の節目の日として蛸や、焼き鯖を食べるなど各地で独特の風習が残っています。この時期に注目されるのが同名の「ハンゲショウ」です。和名の片白草が示す通り葉の半分が白くなります。今年は茂る面積が広がりました。
