ちょうど正面に見える対岸に流木やごみが滞留しているところが見えました。よく見ると、この異常事態に驚いたのか、いつものことと思ってやり過ごしているのか不明ですが、カワウだけでなく、カモやカラスが留まっているのが見えました。自然の変化に生き物たちはどう感じているのでしょうか。
ゴーゴーとお腹に響くように聞こえてくる音の源は、濁流がぶつかるように押し寄せる何本もある頑丈そうな橋桁のあたりのようです。
平常時には川の真ん中に中州ができていて、カワウやシラサギが休んでいる姿をよく見ました。そのあたりは、濁流が盛り上がるようになって押し下っています。
全長約６００ｍの橋巾いっぱいに茶色に濁った水があふれて流れていました。地元の土木関係の人でしょうかはたまた消防団の人でしょうか、盛り上がるように流れる奔流の様子を見守る人がすでに来ていました。
木曽川の中州のようになっている川島町を横切って、本流に架かる川島大橋を渡りました。この橋は２０１３年（平成２５年）に竣工しました。「土木学会デザイン賞２０１５年優秀賞」を受賞した美しい橋です。右岸の橋のたもとにある大橋交流広場に降りてみました。
