重厚な感じの石垣が途切れた所のお店の軒先に赤い球が下がっていました。「難を転ずる」と言われる「南天玉」です。1か月ほどで黒い色に変わるので「赤字が黒字に転ずる」と、この地の商売屋さんに人気があるそうです。
お宮さんの入り口のような「宗祇水」と記された提灯が下がった通りがありました。ごつごつした石畳の路面を難儀して手押し車を押してくるご老人が来ます。狭いながら下り傾斜の小路が川に向かって通っているようです。
宮ケ瀬橋を渡って八幡町本町通に出ました。まっすぐに山に向かって歩けば最初に通った職人町に繋がります。このあたりは電線の地中化はできてはいません。人通りは少ないものの落ち着いたファサードのお店が連なっています。