両岸から覆いかぶさるように迫る家並みを守るため、堅固な両岸の石垣堤防だけでなく、川床近くにまでぎっしり丸石を敷き詰め流れをコントロールしています。石の造形がこの辺りの川全体を美しく見せています。
透き通るような清流が静かに流れ淀むこの場所では、岐阜県の無形文化財の「郡上本染め」の手法で描かれた鯉のぼりをさらして布に着いたノリを洗い落とす「寒ざらし」が毎年１月末から２月初めに行われるとのことです。
清水橋からは郡上城を見上げることができます。自然の要砦に守られているお城の西方の小駄良川と南側を流れる吉田川がそれぞれ外堀の役目を果たしていたとされています。
宗祇水の水場の横から小駄良川に架かる赤い欄干の橋があります。宗祇水はその昔は清い水がこんこんと湧くことから清水と呼ばれていました。そこから対岸に渡るこの橋が清水橋と名前が付けられました。
