音楽寺の本堂は薬師堂と呼ばれ、京都柳谷観音寺から勧請(かんじょう)されてきた薬師如来がご本尊とされています。実は観音堂や空海資料館が目立つところにあるので、少し奥まったところにある薬師堂は見逃されることが多いとのことです。
地元の人たちが創建時代の歴史ある埋蔵発掘品と円空佛を保存するために「村国の郷 円空記念館」を作りました。記念館の前に地元にゆかりのある彫刻家が掘った円空調の大きな仏像があります。境内で雷に打たれて枯れた大木から掘り起こした仏像です。
この地方で最古のお寺の創建には、壬申の乱(672年)の時、地元の功労者だった村国男依がかかわったとされています。また、延宝4年(1676)頃に円空上人が立ち寄り、鉈堀りの仏像薬師如来をはじめ16体の仏像を寄進しました。
愛知県の江南市の郊外に西山浄土宗の琴聲山音楽寺という小さなお寺があります。名前は音楽寺ですが、音曲とは関係ありません。元暦元年(1184年)の創建とされ、かっては近くにあるフジ棚で有名な曼陀羅寺より大きなお寺だったとのことです。(6月17日撮影)
日本人に人気がある「印象派」の名前の由来の絵画を描いたクロード・モネの絵画や、たくさん描いた睡蓮の絵のファンには一度来て見てもよいかもしれません。今はブームではありませんが、四季折々変わる池の表情を見に訪れる人は絶えていないようです。
8年前この池に、頭にハート形の模様がある錦鯉がいて、それを見たら恋愛が成就するとのうわさが立ちました。それもあってひと頃、何台もの観光バスが立ち寄る名所になりました。今はその錦鯉はいなくなりブームはいつの間にか去ってゆきました。