教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

今を生きる不安と充実

2010年12月12日 23時55分55秒 | Weblog

 以下、ただの日記です。

 まだ来週も忙しいですが、何とか今週1週間を乗り切りました。ひとまず、仕事の責任は何とか果たせたのではないかと思います。

 自分の望む人生はなかなか歩めない、とあらためて思います。そんな人生はありえないことは知っているのに求めてしまうのは、やはり自分の強欲でしょうか。単に疲れているだけでしょうか。
 私はどこに向かっているのか。それがわからない。強欲というより、人生に疲れたというより、自分の将来が、ただ、ただ、不安なのです。ほんのささやかなことですが、「こうなったらいいな」と思っていたことが、そんなことはあり得ないということを知ってしまいました。だから、今、向かうべき方向を少し見失っているのだと思います。(仕事のことではないです)

 人間は未来に生きることはできない。今を生きることしかできない。とはいえ、未来をより豊かにするためにも、今をよりよく生きることはできると信じたい。「夢」だとか、「理想」だとか、「希望」だとかいったものは、そういうことを信じることだと思います。今への不安や不満だって、未来を変えるきっかけにもなる。今に満足して変えようとしない人が、「夢」「理想」「希望」を持つわけもないのです(いや、現状維持という「夢」「理想」「希望」というのはあり得るか…)。しかし、不安・不満だけをきっかけに今を生きるのは、自分をよほどしっかり保たないと、苦しい。
 自分を保ち、今を生きるためには、今への充実感が不可欠です。不安につつまれて見えなくなっているけれど、私は充実感を感じて生きているはずなのです。不安なことや不満なことばかりに目を向けていないで、少しでも充実した瞬間を大事にしたい。大事にしなくちゃいけない。
 不安への敏感さ、不満癖。これは、私にとっては、小さいときからずっと繰り返し育ててきてしまった性格であり、なくなることはないものです。意志をしっかりもって、コントロールして、上手につきあっていかなくてはならない。

 不安に支配されないで生きていきたい。

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