佐野元春が楽天BOOKS内の「佐野元春スペシャル・インタビュー」で「ハマッタ本」を紹介していたのだが、今日、第二回インタビュー(15日の予定)を前にして、久し振りにアクセスしてみるとその本の紹介が消えていた。
佐野元春が「ハマッタ本」として薦めていたのはチャールズ・ダグラス・ラミス著の『考え、売ります。』(知念ウシ[翻訳]・村上勝美[画])で、どうやら楽天BOOKSでは売れきれたらしいのだ。
僕はこの第一回インタビューを読んだあとの週末に大阪梅田の大型書店で探してみたことがあった。最初はアマゾンで購入しようと思ったのだけど、出品者から買うことになりそうだったので、梅田で探してみようと思ったのだ。
まずブック1stで探してみることにした。ISBN:4582829562(出版社は平凡社)をメモしていたので書店内の検索機に打ち込んで探すと在庫切れだった。その次は堂島のジュンク堂書店に行った。ジュンク堂でも検索機で探した。「書棚は2F-8 アメリカ文学です」と画面に出たので印刷してアメリカ文学のコーナーを探してみたが見当たらない。書店員に在庫を問い合わせてみると取り寄せになるとのことだった。
最初はそんなに読みたい本でもなかったのだが、だんだん気になり始めた。こうなってくると梅田にある大型書店の旭屋書店と紀伊国屋書店でも探してみようという気になっていた。しかしどちらも出向いて検索機で調べてみると、あっさり「在庫なし」と表示されたのだった。。
さすがに2001年3月発行だともう店頭にはないのかもしれない。しょうがないので家の近くの書店で取り寄せることにした。しかし、書店の検索機も店によっていろいろで面白かったし、ISBNが判れば検索も早いとかが勉強になった。
翌日の昼休みに、最寄の書店から着信があった。
「出版社に問い合わせたところ在庫がないそうで、今後の増刷も予定してないそうです」
そんな返事で取り寄せることができなかった。どうも楽天BOOKSにしかないみたいだった。たぶん今回のスペシャル・インタビューで佐野元春がピックアップしたので全国の書店から在庫をかき集めたのだろう。そんなわけで楽天BOOKSで注文することにした。
■チャールズ・ダグラス・ラミス著『考え、売ります。』
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主人公のミコは、どこかの国から来た一人のおじさんと縁日で出会う。お寺の境内で店を出している彼が売っているものは、なんと「考え」だった。考え売りから「考え」を買った彼女の周辺には、すこしずつ変化が起こりはじめる…。『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』の著者が、情報だらけの現代に生きるすべての人に贈る心温まる物語。
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やはり楽天にはあった。『考え、売ります。』は20分もあれば読み終えてしまえる寓話だった。著者のチャールズ・ダグラス・ラミスはこの後に書いたのがあの「世界がもし100人の村だったら」。なんでも70年代の後半には京都にいたらしいことも判明。いろいろと自分の中でつながりや関連を見つけて楽しんでいる。どうやらチャールズ・ダグラス・ラミスから「思いつき」を購入したみたいだ(笑)。