Neil Young 『Prairie Wind』

2005年11月02日 | Rock

ニール・ヤングの新作『Prairie Wind』をようやく一通り聴き終えました。DVDのほうはまだ見てないんですけど、今回のアルバムの第一印象はいいです。

前作は問題作『greendale』で、僕のリビング・ルームではあまり聴くことはなかったです。それと比べると聴く回数は増えました。実際、この2作の間には今のところ関連性はないようですしね。

このアルバム『Prairie Wind』、「大草原に吹き渡る風」という意味らしいのですが、それよりも1972年の『Harvest』、1992年の『Harvest Moon』に続くトリロジー(三部作)の完結篇ということのほうが大きく取り上げられています。

2曲目の「No Wonder」とタイトル・ナンバーの「Prairie Wind」を除いてほとんどの曲はやたらとルーズで、スロウで、長い(笑)。その中でメランコリックな「It's A Dream」は白眉の出来じゃないでしょうか。ゆるゆると「それは夢/ただの夢/もう消えかかっている/消え去って行くんだ」なんて歌われるとグッと胸に迫ります。

アルバム最後の曲は「When God Made Me」というゴスペル。ハリケーン「カトリーナ」により大きな被害を負ったルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州の被災者救援を目的として、アメリカを代表するTV局6局が共同で "SHELTER FROM THE STORM: A CONCERT FOR GULF COAST"と題したチャリティー・ライブ特番を放送しました。そこで歌われた曲。

僕のリビング・ルームで、僕のiPodでニール・ヤングがゆるゆると歌う。4連敗の悪夢が癒されそうな夜(苦笑)。
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