アサヒビール大山崎山荘美術館

2008年09月27日 | 京都
アサヒビール大山崎山荘美術館。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

JR山崎駅からは無料の送迎バスが出ているということだったが、
時刻表を見ると20分に1本くらいしか運行してない。
タイミング悪く到着したので、徒歩で美術館まで行くことにした。
約10分くらいの行程だとか。

しかし、僕はよく知らなかったのだが、
坂道を登ってゆくと天王山に行っていくのだ。
これではまるでハイキングではないか !(苦笑)
山の中は秋分の日だというのにまだ蝉が鳴いていた。

トンネルがあったのでようやく到着かと思えばまだ続く坂道。



ここが山荘の表門。
緑深くてピースフルな雰囲気。



赤い煙突屋根の山荘。ここが美術館。



実業家加賀正太郎がイギリスの山荘を参考にして建てたそうだ。
1990年頃に老朽化のため取り壊しの危機を迎えたが、
アサヒビールが買い取り、安堵忠雄と共に再建し、
1996年美術館になったという。

美術館の入口。



大正から昭和初期に建てられた大山崎山荘。
2004年に有形文化財として登録されたそうだ。
内部は本当にクラシックで素晴らしいのだが残念ながら撮影禁止。

しかし、中庭が見渡せるテラスは記念撮影のため解放されている。



睡蓮の池の向こう側に遠く塔屋が見える。
「白雲塔」といって山荘建設の最初の段階で建てられたとか。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/history/history01.html

本館の二階には古いロシア製のオルゴールが展示されている。
1時間毎にオルゴールが鳴らされる。

豪華なシャンデリアもあった。
山荘のバスルームも公開されている。



タイル張りで洗面所とトイレが併設されていた。
トイレは使用禁止で閉鎖されていた。

本館の二階には喫茶室がある。
ここはオープンカフェになっている。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/rest/opencafe.html

まずはテラスに出て眺望を楽しんだ。
庭園が見下ろせる。





テラスにはアサヒビール東京工場竣工記念のタイル作品が展示されている。



左は濱田庄司の作品。
右がバーナード・リーチの作品。

喫茶室ではアイス・コーヒーとアサヒビール特製のワイン・ケーキを注文。



大山崎山荘が誇る庭園を散策した。

水辺の風景。



秋分の日といえどもこの日はまだ暑かった。
秋が深まり紅葉の季節になる頃また訪れたい。

広い庭園の中には彫刻もある。
バリー・フラナガンの「ボールをつかむ鉤爪の上の野兎」。



庭園から山荘を眺める。



ウッドストックには行ったことがないけれど
僕にはここがウッドストックと重なって見えた。

=おまけ=

山荘のあのトンネルから表門までの途中にあるレストハウス。



昔は車庫だったとか。
ここも有形文化財として登録されている。

帰りにはタイミングよく送迎バスが来た。


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