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飼い鳥のこと

鳥は見ていて飽きない。
ことにフィンチの類はそうだ。
子どもの頃にジュウシマツとベニスズメしか
飼ったことがないから大きな顔はできないが、
一つ一つの仕草に鳥の気分が現れているみたいで楽しい。
昔、キンカチョウを飼いたかった。
嘴が朱色の、可愛らしい小鳥だ。
それとキンパラ、ギンパラという
ペアのような2種類のフィンチ。
でもジュウシマツ以外はみんな気難しいのだ、
というか、自分で繁殖しようとしない。
卵を産みっぱなしで抱かない。
だからジュウシマツを仮親にしたりするという
面倒なことをしなくてはならない。
文鳥ならなんとかできるかもしれないが、
やっぱりオス・メスの相性の問題とかがあって、
子どもにはそう簡単でない。
文鳥のあの、「ジュッ、ジュッ」という感じの
鳴き声は好きだ。
手乗り文鳥もうらやましかった。
人の口真似をするオウム・インコや九官鳥も面白いが、
これはとても手に負えない。
大人が本気で取り組まないと飼えないだろう。

こんなことを思い出してはみるのだけれど、
今や鳥を飼うような悠長なことはできなくて、
家で飼っているのは、餌を欲しがって仁王立ちし、
挙句の果てに裏返しにひっくり返る
おバカな亀ぐらいである。
鳥は、ホームセンターのペットコーナーで
眺めさせてもらっている。
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