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化石化した酔っ払い


忘年会シーズンで、酔っ払いも増える季節である。
先日、鉄道のポスターに「ホームから転落しないよう、飲みすぎには注意」といった趣旨のポスターがあり、その中で酔っ払いのオジサンがホームから落ちそうになっている、というイラスト(というより粘土細工の人形を撮影したものか)で、大略この図のような姿で示されていた。
しかし今時こんな酔っ払いがいる筈もない。昭和の時代からイメージが化石化しているとしか思えない。
特に、必ず酔っ払いがぶら下げていることになっているあの「おみやげらしき四角い包み」の中身は何なのだろう。
私はシュウマイではないか、と睨んでいるのだが、もしかすると餃子かもしれない。決しておしゃれなケーキではないだろう。そうだったら帰るまでに確実に潰れる。
しかし泥酔した親父が持ち帰ったシュウマイや餃子を家族が喜んで食べるとも思われない(そもそもそ帰宅時には夕飯はとっくに済んでいるだろう)。
さらに、酔っ払いが出す声の定番として、「ウイ〜」というのも以前はよく目にしたが、そんなこと言っている酔漢を見たことはない。
公共の安上がりに作ったポスターなどには、このような「化石化したイメージ」というのが時折見られる。見た人が全員、「俺はこんな酔い方はしない。」と確実に思うだろう。効果は期待できそうもない。
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