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似顔絵(永瀬廉さん:「わげもん」伊嶋壮多役)

「わげもん」という江戸時代の長崎出島の通詞(通訳)を主人公にしたドラマをやっていたので、興味を持って見ました。
通詞は江戸幕府の役人だったけれど、日本差し(刀を大小2本腰に差すこと)は許されず、1本のみだったといいます。
つまり一段低く見られていたということですね。
「言葉を変えているだけの、大した仕事もしない奴ら」と見られていたのでしょうか。
でも、通詞抜きの外交交渉や学問輸入など不可能だったわけですから、ずいぶんひどい扱いだったと思えます。
今もその風潮は残っていて、外国語ができる人を「外国語だけ出来たって役には立たない」と言って済ませようという人は結構多いような気がします。
まあそれはともかく、今回のドラマで主人公(伊嶋壮多)を演じた永瀬廉さんをスケッチしました。
もと通詞で行方不明の父を探して長崎に来た青年を演じていて、好感を持ちました。
オランダ語の発音も相当努力したみたいですね。
ドラマ中にはハワイ語まで出てくる言語ドラマにもなっています。
登場人物のカイもハワイ人で、kaiは「海」の意味です。
「イ・ムア、イ・ナ・ポーキイ」という言葉が出て来ました。
I mua, i na pōki’i だろうかと推測しましたが、これだと「進め、弟たちのところに向って」といった意味合いになりそうですが、
聴き間違いかもしれないので、ドラマで解明してくれるのを待とうと思います。
(追記:第2回を見たらI mua, e na pōki’i (イ・ムア、エ・ナ・ポーキイ)で、「前へ進め、若人らよ」といった意味でした。iとeで意味が大きく違いました。eだと呼び掛けになります。pōki’i は「弟、または妹」の意味ですが、年若い人をこの場合は指しているのでしょう。)
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