ハリウッドの破滅型パニック映画の大半に多いのが
1.人類を救う異星人が人間型なのは、聖書による「神は人を自らの姿に似せて作った」によるものだろう。
2.数字による予言が西暦に縛られている。というかアメリカ時間に縛られている。
3.主人公は自らの力で解決しようとする。公共機関は当てにならない事になっている。
4.子供か親とは些細な事で不仲になっている。大抵は最後に仲直りをする。
5.離婚している場合は,元妻・元夫が金持ちとコネが有り飛行機や船などの脱出用乗り物を用意できたり,政府高官だったりする。
6.信じられない地盤の崩れをする。地面の下は岩盤ではなく,空洞のように一気に崩壊してしまうパターンが多い。
7.そもそも,破滅を予知した異星人は破滅の時まで何もしていない。(していないように見える)
分かった時点で救出していれば、自らも危険に巻き込まれる可能性は無い。ギリギリで脱出する事に意味が有るのか?
異星人侵略パターンでは、人間でさえしないような事をやっている。
1.命令系・防御システム系統を制御する装置が一つしか無く、それを破壊されると侵略軍全体が崩壊してしまう。
人間の軍隊ならサブシステムは当然だろう。それを異星人がやらないとは到底思えない。
2.人間側の慈悲・愛で異星人側が譲歩するパターンは有っても,逆は見た事が無い。B級以下には有るかもしれないが。
3.異星人本国(本星)での判断で侵略の変更が有るのかどうかがわからない。
4.何故か,月に前線基地を作らない。
5.異星人は宇宙からの遠隔攻撃をしない。隕石落としや太陽フレア並み放射線・ソーラレイみたいな事を何故しない?
6.戦闘機タイプの攻撃は絶対に有る。
7.異星人の捕虜を無茶苦茶に扱う。
まあ,エンターテイメントのお約束だから仕方がないんだけどね。
一番笑ったのが「第9地区」で、主人公が宇宙船の燃料を浴びたら,異星人に変身してしまう事。どんなへりくつを考えているんだろう?