栗原市栗駒の、綱木川に沿う林道を上がっていくと、右手に伐採跡地が広がって
います。赤茶けた裸地が見えるので、スミレなどが咲いているかと、小高い丘に
上がってみると、ナガハシスミレが咲いていました。
撮影後、対岸の山を望むと中段に耕作地が見え、脇には民家か農小屋のような
建物が木々を透かして見えます。
地形図を広げると、破線ながら耕作地に上る道が記されています。
林道に戻ってから少し西へ行くと、左手 . . . 本文を読む
栗原市栗駒の貯水池の上手で、薄暗い林道を下っていくと杉林が終わり、前方が
明るく開けてきたので、耕作地か牧草地が広がっているのでしょう。
明るくなった林道の法面に、黄色い花をたくさん付けた数株の低木が生えています。
枝ぶりや花の付き方がネコヤナギに似ているので、ヤナギ属の木でしょう。
時々晴れ間が覗くような明るい曇り空ですから、黄花が浮き立つかのように見えます。
樹木図鑑にあったバッコヤナギと思わ . . . 本文を読む
石巻市十三浜地区の道路沿いや、荒地化した集落跡などの裸地に、コウゾリナの
濃い若草色のロゼット葉が、点々と生えていました。
コウゾリナは山菜として食べられます。
ロゼット状の若芽を根際から鎌などで切り採り、水洗いした後、天ぷらや炒め物、和え物
などにすると美味しいとのこと。剛毛がありますが、熱を加えるとやわらかくなります。
私の場合はロゼット葉の中心から立ち上がる茎が、15cmほどに伸びた頃に摘 . . . 本文を読む
栗原市栗駒の、綱木川沿いの林道を上流側へゆっくり上がって行くと、林道脇の
草地に薄紫色のスミレが咲いています。
屈み込んで観察すると、花びらの後に長い距(きょ)が突き立っています。
ナガハシスミレですね、漢字表記すると長嘴菫となります。
別称はテングスミレで、これは距を天狗の鼻に見立てたものです。
林道の砂利の上にも咲いていますから、日当たりの良い場所が好きなのでしょう。
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石巻市十三浜地区の、大室漁港北方の林道沿いに生えていた、キンミズヒキの
ロゼット葉です。先にアップしたミツバよりも日当たりを好むようで、日当たりの良い
林道路肩や、林際の半日陰にたくさん生えていました。
キンミズヒキの名の由来は、夏から秋に細長い穂状の花序に黄色い小さな花をたくさん
付けるが、それが「のし袋」に付ける金色の水引に似ていることから。
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