サワフタギを漢字表記すると「沢蓋木」となり、山地の細い沢に枝が被さって、
まるで沢に蓋をするかのように見えることから、名付けられたようです。
写真の木は南三陸町の水戸辺川流域にある、山の尾根近くに生えていたものですが、
東斜面で海風や霧がかかり、沢沿いのような湿気に富んでいるのでしょう。
一帯に20本くらい群生していました。
幹や枝が白いこと、枝が写真のようにあるレベルで一斉に横展開することから、 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区で最も長い水戸辺川、これに南東から流入する支流があります。ここは流れと林道が平行していて、野草や樹木を容易に観察できるため、年に三四回は訪れています。この支流沿いにはイタヤカエデが多いので、花期を前に撮影が容易な樹はないかと、下見的に歩いてみました。イタヤカエデの花は、新葉が開く前に咲くようです。雌雄同株で、散房花序を出して小さな花をたくさん咲かせますが、その一つの花序内に雄花と雌 . . . 本文を読む