一年前のことですが、松島町北小泉地区の、丘陵上の廃校周りを踏査していると、
旧校舎脇の露地に、初めて見るロゼット葉が10株ほどまとまって生えていました。
場所柄から園芸植物かと、調べようともせずに忘れかけていました。
散歩で町内の運動施設脇の園路を歩いていると、傍の芝生に何かのロゼット葉が開いて
いるのを見つけました。「あれっ、去年松島町内で見かけたロゼット葉だね。」
芝生の中ですから、園芸植物ではないでしょう。
何枚か撮影して、ハンドブック「野草のロゼット」で調べてみましょう。
二枚とも2017.12.22撮影
前述のハンドブックをめくっていると、キク科の外来種に「ウラジロチチコグサ」というのが
あって、これが私の写真のロゼット葉によく似ています。
冬季の写真も載っていて、幾分黄色みがかった葉が表側にカールして、縁から白い葉裏を見せ
ているところなどもそっくりです。ウラジロチチコグサで間違いないでしょう。
南アメリカ原産の帰化植物で、昭和40年代後半に入ってきた新参者のようです。
ネット記事によると、生えているのは関東地方~九州となっているものの、東北地方に分布域
を拡大中とありますから、今まさに宮城県内を北上中と推測されます。
2017.12.22撮影
キク科チチコグサモドキ属の多年草。南アメリカ原産の帰化植物で草丈は20~80cm。
我国へは昭和40年代後半に侵入したと考えられる。
主に関東~九州に生えるが、急速に分布域を広げつつあって、現在は東北地方を北上中。
二年草とする記事もあり、温暖な地域と冷涼な地域で違うことも考えられる。
やや乾燥気味の空地や道端、芝地などに生える。
秋に発芽してロゼット葉で越冬する。葉はへら状楕円形で先端は丸く、表面はやや光沢のある緑色、
裏面は綿毛が密生して白色。
茎は基部から横に分岐して叢生し、花期には茎を直立させる。走出枝で分株を生じる。
茎は太く、綿毛で覆われ白色。茎葉は被針形で数は少なく、縁は波打つ。
花期は5~8月、茎頂と葉腋から穂状の花序を出し、直径4mmほどのつぼ型の頭花を多数付ける。
頭花は淡褐色の筒状花からなり、数個の両性花とその周りに雌花を多数付ける。
総苞片は光沢のある黄緑色。果実は痩果で、冠毛があって風で散布される。
旧校舎脇の露地に、初めて見るロゼット葉が10株ほどまとまって生えていました。
場所柄から園芸植物かと、調べようともせずに忘れかけていました。
散歩で町内の運動施設脇の園路を歩いていると、傍の芝生に何かのロゼット葉が開いて
いるのを見つけました。「あれっ、去年松島町内で見かけたロゼット葉だね。」
芝生の中ですから、園芸植物ではないでしょう。
何枚か撮影して、ハンドブック「野草のロゼット」で調べてみましょう。
二枚とも2017.12.22撮影
前述のハンドブックをめくっていると、キク科の外来種に「ウラジロチチコグサ」というのが
あって、これが私の写真のロゼット葉によく似ています。
冬季の写真も載っていて、幾分黄色みがかった葉が表側にカールして、縁から白い葉裏を見せ
ているところなどもそっくりです。ウラジロチチコグサで間違いないでしょう。
南アメリカ原産の帰化植物で、昭和40年代後半に入ってきた新参者のようです。
ネット記事によると、生えているのは関東地方~九州となっているものの、東北地方に分布域
を拡大中とありますから、今まさに宮城県内を北上中と推測されます。
2017.12.22撮影
キク科チチコグサモドキ属の多年草。南アメリカ原産の帰化植物で草丈は20~80cm。
我国へは昭和40年代後半に侵入したと考えられる。
主に関東~九州に生えるが、急速に分布域を広げつつあって、現在は東北地方を北上中。
二年草とする記事もあり、温暖な地域と冷涼な地域で違うことも考えられる。
やや乾燥気味の空地や道端、芝地などに生える。
秋に発芽してロゼット葉で越冬する。葉はへら状楕円形で先端は丸く、表面はやや光沢のある緑色、
裏面は綿毛が密生して白色。
茎は基部から横に分岐して叢生し、花期には茎を直立させる。走出枝で分株を生じる。
茎は太く、綿毛で覆われ白色。茎葉は被針形で数は少なく、縁は波打つ。
花期は5~8月、茎頂と葉腋から穂状の花序を出し、直径4mmほどのつぼ型の頭花を多数付ける。
頭花は淡褐色の筒状花からなり、数個の両性花とその周りに雌花を多数付ける。
総苞片は光沢のある黄緑色。果実は痩果で、冠毛があって風で散布される。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます