登米市東和町米川地区の、キリシタン史跡近くにモクゲンジの古木を見つけた
のが一昨年の秋で、この時は小さな数珠玉のような実が、たくさん落ちていました。
是非花が見たいものと、昨年は7月下旬に訪れましたが、既に実が生っていました。
と言う事で、足掛け三年の花見となりますが、今年こそは花期を逃すまいと気が
急いてしまい、満開には少し早かったようです。
深い緑が背景ですから、鮮やかな山吹色の花が浮き立って見えますが、まだ三分
咲きと言ったところでしょう。花の盛期は4~5日後でしょうか。
二枚とも2016.7.8撮影
この木の葉は奇数羽状複葉で、小葉に粗い鋸歯があるのが特徴の一つです。
そのため花や実が目立たない季節でも、比較的容易に見つけることが出来ます。
今まで県北を歩き回り、南三陸町歌津の半島部、石巻市北上町十三浜地区の沿岸部
で自生(?)を確認しています。
花の拡大写真を見ると、花弁の基部に朱色の付属体があるのが判ります。
開花直後の若い花の場合は、付属体が花びらと同じ黄色なので目立ちません。
この木を英語圏では「Golden rain tree」と言うようですが、花が散るときは正に金色の
雨が降るようにはらはらと散るそうです。そんな様子も是非撮ってみたいものですね。
2016.7.8撮影
ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で樹高は10m、原産地は中国。
日当りのよいところに生える。日本では主に九州北部や山陰地方に点々と分布するが、これが
自生なのか人によって持ち込まれたのかはっきりしない。
若木の樹皮は灰褐色で、黄褐色の軟毛が密生する。成木の樹皮は暗褐色で、縦に裂ける。
葉は羽状複葉で中軸の長さは25~35cm、小葉は長さ7~8cmで粗い鋸歯がある。
花期は7~8月で、枝先に長さ15~40cmの円錐花序を直立し、黄色い小花を多数付ける。
花は直径1cmほど。萼はほぼ5深裂している。
花弁4個は細長く上向くが、基部に近い反った部分には赤いハート形の付属体がある。
雄しべは8本、花糸は長い。雌しべは1本。
果実は長さ4~5cmで先の尖った袋状、中は3室分かれ各室に1~2個の種子が入る。
種子は黒色で堅く、直径7mmほどの球形。
のが一昨年の秋で、この時は小さな数珠玉のような実が、たくさん落ちていました。
是非花が見たいものと、昨年は7月下旬に訪れましたが、既に実が生っていました。
と言う事で、足掛け三年の花見となりますが、今年こそは花期を逃すまいと気が
急いてしまい、満開には少し早かったようです。
深い緑が背景ですから、鮮やかな山吹色の花が浮き立って見えますが、まだ三分
咲きと言ったところでしょう。花の盛期は4~5日後でしょうか。
二枚とも2016.7.8撮影
この木の葉は奇数羽状複葉で、小葉に粗い鋸歯があるのが特徴の一つです。
そのため花や実が目立たない季節でも、比較的容易に見つけることが出来ます。
今まで県北を歩き回り、南三陸町歌津の半島部、石巻市北上町十三浜地区の沿岸部
で自生(?)を確認しています。
花の拡大写真を見ると、花弁の基部に朱色の付属体があるのが判ります。
開花直後の若い花の場合は、付属体が花びらと同じ黄色なので目立ちません。
この木を英語圏では「Golden rain tree」と言うようですが、花が散るときは正に金色の
雨が降るようにはらはらと散るそうです。そんな様子も是非撮ってみたいものですね。
2016.7.8撮影
ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で樹高は10m、原産地は中国。
日当りのよいところに生える。日本では主に九州北部や山陰地方に点々と分布するが、これが
自生なのか人によって持ち込まれたのかはっきりしない。
若木の樹皮は灰褐色で、黄褐色の軟毛が密生する。成木の樹皮は暗褐色で、縦に裂ける。
葉は羽状複葉で中軸の長さは25~35cm、小葉は長さ7~8cmで粗い鋸歯がある。
花期は7~8月で、枝先に長さ15~40cmの円錐花序を直立し、黄色い小花を多数付ける。
花は直径1cmほど。萼はほぼ5深裂している。
花弁4個は細長く上向くが、基部に近い反った部分には赤いハート形の付属体がある。
雄しべは8本、花糸は長い。雌しべは1本。
果実は長さ4~5cmで先の尖った袋状、中は3室分かれ各室に1~2個の種子が入る。
種子は黒色で堅く、直径7mmほどの球形。
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