登米市登米町、県道から分かれて沢への林道を入って行くと、すぐに作業道が分岐してい
て山際を上がっていきます。作業道の山側法面は崖地のようになっていて、黒色頁岩の岩
盤がむき出しになっている場所もあり、その割れ目や小さな岩棚に小型の羊歯植物が着生
しています。歩み寄って観察すると、数年前に観察したフクロシダのように見えます。
この作業道沿いには木々や大型植物が生えていないことから、北向きの斜面下ながら明る
めの日陰になっています。ただ斜面下ながら、水が浸み出すほどの湿り気は無いようです。
フクロシダはかなり珍しいシダ植物で、多くの都府県で絶滅危惧種にしているようです。
ここの作業道法面の10mほどの範囲には散生~群生していますから、ここのような環境が
フクロシダの好みの環境と思われます。
三枚とも2024.12.10撮影
フクロシダは2015年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/8cd7f1b8fee2a570e55b60d9fed3391c
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