登米市東和町、山中の踏査を終えて幹線道路を町場方向へ下って行くと、山側法面に鮮や
かな黄葉が見えます。歩み寄って確認すると、ヤマブキの黄葉ですね。
ここは南向きの法面で日当たりが良いことから、鮮やかな色に黄葉したのでしょう。
半日陰以下の場所では、淡い黄緑色にしか黄葉しないのでかなり地味です。
三枚とも2024.11.26撮影
バラ科ヤマブキ属の落葉広葉樹。株立ち樹形で樹高1〜2mの低木。北海道南部〜九州に
分布する。丘陵~山地の斜面下や沢沿い、林縁などのやや湿った半日陰に多く自生する。
新枝は緑色で稜がある。茎や枝はやがて褐色になり、3〜4年で枯れる。
葉は互生し、葉身は倒卵形~長卵形で長さ4〜8cm、先端は尖り、基部は円形~ハート形。
縁には重鋸歯がある。質は薄く、葉脈は裏面に凹む。葉柄は長さ8〜10mm。
花期は4〜5月.、新しく出た短い側枝の先端に鮮黄色の花が1個ずつ咲く。
花の直径は3〜5cm、花弁は倒卵形で、先は丸くてわずかに凹む。
雄しべは多数、花柱は5〜8個ある。萼筒は杯形。萼片は長さ4mmほどの楕円形。
果実は痩果で長さ4mmほどの広楕円体。1〜5個集まって付き、9月頃に暗褐色に熟す。
種子は淡褐色の半円形で長さ2.5〜3mm。
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