里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

イワガラミ 1枚だけの装飾花 

2018-07-09 | 日記
仙台市泉区朴沢の北部、大和町境の長倉山中腹に荒れた林道が通っており、これと
古い時代の峠道を繋いで、一帯を周回してきました。

林道の谷側法面から杉が聳えていて、そこにツルアジサイかイワガラミが絡んでいて、
ちょうど今、白い花を咲かせています。
花序の周りに付いている白い装飾花を見ると、1枚だけですからイワガラミですね。
ちなみに、よく似たツルアジサイは3〜4枚の装飾花からなっています。




                             二枚とも2018.6.30撮影

イワガラミの若葉は山菜として利用されます。
茹でてさらしてから、おひたしにして食べると、キュウリの香りがあって美味しいようです。
私は、山で見つけて生で食べたことがありますが、たしかにキュウリの味がしました。

ところが、仲間のアジサイ(園芸種)では中毒例があるとのこと。
2008年6月13日、茨城県つくば市の飲食店で、料理に添えられていたアジサイの葉を食べた
10人のうち8人が、食後30分から吐き気・めまいなどの症状を訴えた。
2008年6月26日、大阪市の居酒屋で、男性1名が、だし巻き卵の下に敷かれていたアジサイ
の葉を食べ、40分後に嘔吐や顔面紅潮などの中毒症状を起こした。
いずれも重篤には至らず、2~3日以内に全員回復した。

この報道以降、私はイワガラミの葉を食べていません。


                                 2018.6.30撮影

イワガラミは2016年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
イワガラミの黄葉




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