里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オトコヨウゾメの紅葉と果実

2017-11-23 | 日記
二週間前に観察した低木ですが、素性が判らずに保留にしていました。
昨日「紅葉ハンドブック」という本をめくっていたら、オトコヨウゾメという木が載って
いて、葉の形がそっくりなので、解説を読むと特徴も合致します。
さらにネット記事と見比べても矛盾がないので、記事をアップすることにしました。




                             二枚とも2017.11.7撮影

大和町宮床地区南部、集会所から集落道を下ります。川を渡ってからは南側の山を目指し
て林道を上がって行くと、林際の低木が紅葉していて、グミのような赤い実を幾つか付け
ています。何かしら ? 初めて見る木ですね。
林道沿いに点在していて、100mほどの間に4~5本見つけました。

前述したようにオトコヨウゾメという木と判明しましたが、変な名前ですね。
名の由来を調べましたが、よく判っていないようです。


                                 2017.11.7撮影

スイカズラ科ガマズミ属の落葉広葉樹で、樹高2mほどの低木。
本州~九州に分布し、山地の尾根や林縁など、明るく乾燥気味の場所に自生する。
幹は真っ直ぐに伸び、樹皮は、灰白色で浅く縦裂する。若い枝は赤色を帯びる。
葉は対生し、葉身は卵形で長さ3~8cm、先端は尖り、縁には粗い鋸歯がある。基部は広いくさび形。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は緑白色。毛は少ない。葉の側脈は、3~9対で平行に著しく斜上する。
葉柄は、6~8mmで赤色を帯び、上面に溝がある。
花期は4~5月、枝先から散房花序を出し、5~10個の白い花を垂らす。ガマズミの仲間は、花序を
上向きに付けるが、オトコヨウゾメは垂れるのが特徴。 花の直径は5~10mm、合弁花で先が5裂し、
裂片は平たく開く。雄しべは5本。
果実は核果で、初めやや扁平だが、10月頃にはグミの果実のような楕円体となり、赤熟する。




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