気仙沼市本吉町山田地区の北部、標高200~350の山地の狭間の渓流沿いに、集落道が
通っています。これを上がって行くと、両岸から山が迫って山陰を行くようになります。
道路脇の草地に何か咲いていないか見ながら歩いていると、白いスミレの花が幾つか、
草むらから抜きんでて咲いています。
「まだ咲いているスミレがあるんだ。それにずいぶん背高だね。」
草むらから出ているわけですから、目測ながら草丈は30~ . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町山田地区の北部、山間の集落道や林道を歩くと、小さな黄色い花が随所に咲いています。キク科のイワニガナの花ですね。四方に匍匐枝を這わせて増えるので、まるで地面を縛り付けているようだとして「ジシバリ」の別名があります。畑周りや砂利敷きの駐車スペースなどにも生えていて、やや乾いた場所を好むようです。よく似たオオジシバリはイワニガナよりも花や葉がひと回り大きく、湿ったあぜ道や水路沿いなどに生え . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区での海浜植物の観察を終えて、国道を西へ走行しているとカーブの
先に大木があって、黄白色の大きな花が幾つか咲いているのが見えます。
少し手前の路肩に駐車してから、木に歩み寄って観察すると、大きな葉が枝先に6~7枚
輪生していますからホオノキですね。
地面に落ちた大きな実は見たことがありますが、花を間近に見るのは初めてです。
ホオノキはモクレン科の樹木ですから、モクレン同様に大きな花を . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の東部、農道を通って海岸まで下り、岩礫の磯を北東へ向かいます。
しばらくは黒色頁岩の安定した磯が続くものの、やがて脆い砂岩の岩場になります。
砂岩は風化が進んでいて、無数の亀裂が入っているため登るのは無理でしょう。
ふと岩場の上部を見上げると、風化した岩礫をつる草のような植物が覆っていて、そこに
赤っぽい花がちらほら咲いているようです。
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南三陸町戸倉地区の東部、農道を下って海岸まで出て、今年1月にハマハタザオのロゼット葉を観察した、岩壁へ行ってみました。たしか、花期は4~6月だったと・・今なら花が見られるだろうと推測したわけです。1月に踏査した岩壁に行ってみましたが、それらしき花は咲いていません。おかしいなぁ・・場所を間違えたのかな ? ともかく、もう少し先まで行ってみると、北東向の岩壁に白い花が点々と見えます。けっこう草丈がある . . . 本文を読む