石巻市北上町十三浜地区、漁港から北へ延びる荒れた林道を行き、途中から海岸へ出たり
尾根を越えたりしてさらに北上します。断崖が続いていますが、その間に細い沢があって、
北の高みから南へ下っています。殆ど水は流れておらず、U字形の谷底は杉林になってい
ますが、倒木が多くて進むのに難儀します。
倒木を跨いだり潜ったりしながら北へ上がって行くと、倒木の薄雪上に何かの足跡が付い
ているのを見つけました。周囲を見渡すと、5~6本の倒木上にたくさんの足跡が付いて
いますから、これらを繋ぐように渡り歩いているようです。
二枚とも2020.12.21撮影
足跡の直径は3cmほどですから、小型野生動物のイタチかテンでしょう。
先ずそれらの生息環境を調べると、イタチは河川沿いや農地~集落周りなどの平地に多く
棲息しているようです。テンは山林内に棲息しているとあるので、この足跡はテンの可能
性が高いですね。
足跡の形を調べると、テンは中央寄りの3本がほぼ平行に揃う傾向があるようです。
イタチのそれはやや開き気味になるようで、写真の足跡はテンのものに似ているように思
われます。もっとも不安定な倒木上のことですから、教科書どおりにはなっていないよ
うですけど・・。下に参考とした記事を貼り付けます。
https://www.gaijyu-b.com/news/20200406-2.php
二枚とも2020.12.21撮影
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