登米市登米町、山地中腹を巻く林道を上がって行くと、次第に道が荒れてきて、やがてゆ
るやかに下るようになります。湿った赤土が露出している場所では、たくさんのヒヅメの
跡が入り乱れており、その形や大きさからニホンジカかカモシカでしょう。
ただ足跡の数が多いので、単独行動をとりがちなカモシカよりも、集団行動が多いニホン
ジカの可能性が高いでしょう。
二枚とも2021.11.18撮影
ハッキリした足跡を探すと、ややかための泥上に幾つか足跡が残されていて、つま先側の
ヒズメが細くなっているのでニホンジカと思われます。
ニホンジカの足跡は、トウガラシを二本並べたように先が細く尖っていて、カモシカの足
跡はタラコを二本並べたように先が丸いと言われています。
かつて、この辺りにはニホンジカはいないと言われていました。
石巻市南東部の牡鹿半島ではニホンジカが過密となり、エサ不足で体格が小型化したなど
と言われた時期があったので、そこから移動してきて繁殖したものと推測されます。
二枚とも2021.11.18撮影
よく似たカモシカの足跡については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/c931d23214bb9c93bc7a91b69039a0d6
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