里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

タニウツギ 先駆樹種

2022-05-24 | 日記

栗原市栗駒地区、ダムサイト近くに廃道があって、その路面の割目や藪と化した路肩に、
淡紅色の花がたくさん咲いています。多雪地に自生するタニウツギの花ですね。
まだツボミもありますし、花が全く傷んでいないので今が花の盛期と思われます。
折よくやわらかな陽が射し、花がきれいに浮き立って見えたので撮って見ました。

タニウツギは先駆樹種の1つで、崩落地や伐採跡地、道路法面などに逸早く進出し、小木
のうちから四方に枝を広げ、やがてたくさんの花を咲かせ、結実します。
円筒状の果実は10月頃に熟すと裂開し、長さ1mmほどの種子を多数散布します。
種子の周りには小さな翼が付いているので、強い風が吹けば飛ばされやすいでしょう。
それが路面の割目などに入り込んで、数年で写真のようにきれいな花を咲かせるわけです。

                              三枚とも2022.5.19撮影

タニウツギは2020年の5月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/9923009e8c85246d81f9814e986d5515

 



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