異常気象が常態化して、すでに異常ではなくなっている。
信州の田舎でも35度越えも珍しくは無くなった。
獰猛な熱波が容赦なく襲い掛かる。
朝夕はかなりしのぎ易く、窓を開ければさわやかな風が入る。
リタイア組の老夫婦は、昼間自宅にいることも多い。
この昼間の暑さ対策に、遮熱カーテンや扇風機などを使ってきた。
それでもしのげないことはないのだが、昨年二回もかみさんが熱中症らしきものになった。
それに、この夏に、四歳の孫が一週間ほど千葉から泊まりに来る。
この機会に、エアコンを付けようと決意し、先日設置した。
等々、わが家にも『文明』がやって来た。
試運転したきり、まだ使用していない。
脅威から身を守る為の、最後のシェルター。
言ってみれば保険のようなもの。
便利さに慣れたくはない。そんな反骨精神は無くしていない。
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