去年の暮れから歩き始めた中山道も、歩き継いで中間地点まで到達した。
この日はNHKの朝ドラのロケ地、木曽の奈良井宿からスタート。
朝八時、流石にこの宿場町はまだ森閑として、観光客の姿はない。
江戸から京へ向かうこの街道は、いくつかの難所がある。碓氷峠、和田峠、塩尻峠、そしてこれから越えて行く鳥居峠。
山桜やコブシの花が咲き、柔らかな木々の芽ぶきの色が優しくて、さながらパステルカラーの水彩画のようだ。
晴れた五月、風は限りなくさわやかで、しばし東日本大震災のことや、原発事故のことなど忘れていよう。
鳥居峠はこれまで越えてきた峠の中でも一番楽な峠で、ちょっとしたハイキング気分。
峠を越して藪原宿、宮ノ越宿を過ぎる。
この辺りはまだ桜も咲いている。
木曽川の流れもすっかり春の色。左側に雪を被った木曽駒ケ岳が姿を見せて、中山道の中間地点に到達。
今回は木曽福島宿まで。
これから先は、妻籠、馬篭の木曽谷の核心部が待っている。
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