白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

北信濃にも春

2021年03月27日 22時03分29秒 | 日記
例年より10日ほど早く松代町東条の杏の花が咲いた。
昨年はコロナの影響で売店も出なかったが、今年は農産物やはちみつなどが格安で売られていた。あんずまつりを始めて13年だという。
僕はそれ以前から訪れていた。隠れた穴場だった。
そのころに比べれば、杏の樹も半分ほどになってしまった。
あたり一面ピンクのじゅうたんのようだったが、今ではずいぶん寂しくなってしまった。
残雪の後立山連峰が背景に見えてとてもいい。

昨年は遅い雪が花びらに積もって、花が惨めな状態になっていた。杏の収量もずいぶん少なかったという。
僕は杏ジャムも干し杏も大好きだ。豊作になることを祈っている。
この地の杏の起源。
伊予宇和島藩主・伊達宗利公の息女、豊姫が、代松代藩主・真田幸道公に嫁ぎに行く際、故郷を懐かしみ持ち込んだあんずの苗が長野の土地柄にあったために、多く栽培され長野でも親しまれるようになった、というのが由来です。
ふーん、なるほど。

もう一つの春。
隣町の小布施出身の落語家の卵、瀧川どっと鯉が前座から二つ目に昇進したと、父君が記念の手ぬぐいを持って挨拶に来てくれた。
コロナ禍でどうしているか心配していただけにうれしかった。
二つ目になって瀧川鯉三郎に改名。渋くていい手ぬぐいだ。
真打まであと10年かかるという。
師匠の鯉昇と小布施で親子会の予定もあるという。
鯉のように瀧を登って欲しいものだ。

わが家の梅も数輪の花が咲いた。
これは豊後。美味しい梅干しになる。

* * *
5月の仮想カチューシャふるさとマラソンに向けて、ハーフマラソン2時間切りを目標にトレーニングに励んでいる。
ガーミンはこんな予測タイムをはじき出した。
ほんとかな。大分甘いような気がする。
フルマラソンを目指しているわけではないが、サブ4だって行けそうではないか。
予想タイムは上がったり下がったり。そのたびに一喜一憂している爺さんです。
本来は山登りのトレーニングの一環なので、タイム云々より、実際のロングトレイルで、どの程度歩けるかが問題。
早く裏銀座の縦走に行きたいものだ。





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