白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

冬の田園風景

2021年01月13日 21時01分57秒 | 日記
12月に比べればずいぶん日差しが強くなった気がする。
暗い陰鬱な気分も明るい日差しの中では吹き飛んでしまう。

ここは僕が最近ランニングに使っている場所。
雪が少し融けかけて走るには少し大変だが、ほとんど人気もなくて気兼ねなく走れる。この後ろ側には電気柵があり、林道が隣の市へ山越えで続いている。
今日のトレーニングメニューは①ケイデンスドリルと言って足の回転を180~200程度まで上げて走る。②加速-グライダードリルといって歩きからランニング、再び歩きとスムーズに移行する練習。③目標ペースリピートといって、レースペースでのインターバル。この練習がメインディッシュ。
およそ55分の練習で汗をたっぷりかいた。
こういう状況下で、気兼ねなく走れる場所があって本当に良かった。時にはカラフル衣装の美ジョガーと皇居周りを走りたいなと思わないではないが。(嘘です。いや儚い夢です。)
山一つ向こうの富山県では大変な雪害ですが、こちらはこんな感じです。北アルプスが衝立になって守ってくれているのですね。北アルプス様様です。この夏、感謝の気持ちを伝えにお伺いします。

リタイア組なので、いたってのんびりと過ごしています。そんな中でも、僕には種まき症候群という病気があります。
種を見るとまいて芽を出させたくて仕方がなくなってしまうのです。弥生人の末裔なのですね。
6日にまいたキャベツの芽が出てきました。14本あります。
これをポット上げして独立させました。
煙道の種も6粒まきました。

隠れ家の外に花置台を作り飾ってみました。あまりに日差しが暖かくて何かしなければいられなかったものですから。
そういえば、隠れ家の中では薪ストーブを炊き、30度くらいになった部屋の中で、朝からおでんを煮ていました。夜、たっぷり出しのきいたおでんをたくさん食べ、体重が少し増えました。
この季節は大変なのです。
500個作った干し柿がおいしい。毎食食べているリンゴがやめられない。運動はそれなりにしているのですが、体重は減りません。
BMI21.7。体脂肪率17.5。

夕方温泉に行き、帰って大相撲観戦が日課。わが郷土の御嶽海は強いのか弱いのかわからない相撲が続き、ハラハラの毎日です。野球のタイガースといい、強すぎず、弱さもある、そんなところを贔屓にしてしまう癖が僕にはあるようです。
何はともあれ、毎日の生活の中に楽しみを見つけるのはいいものです。




平穏な日々

2021年01月11日 06時40分53秒 | 日記
北陸、新潟方面、東北の日本海側の豪雪被害にあわれている方々に心からお見舞いを申し上げます。
信州は一部の豪雪地帯を除いて、概ね平穏です。
当地は善光寺平の東の果てで、雪も降るときには結構降るのですが、今回はさほどでもなく、毎日外歩き、時にランニング、里山登山などをしています。
一日3万歩を自分に課してというすごい方もいますが、老体の身に無理はさせられず、1日10,000歩を目標にしています。12月21日から継続。
今年に入ってからの歩数。
1日 12,094
2日 10,142
3日 22,912
4日 10,305
5日 13,522
6日 15,201
7日 13,911
8日 13,149
9日 23,072
10日 16,757
この他に週3日のランニング。
昨年の5月、ハーフマラソンの2時間切りを目標に仕上げていたのだが、コロナ禍で大会は中止。気持ちをやっと切り替えて、12月21日からトレーニング再開。ガーミンの予想タイムは2時間15分台。これは...ひどすぎる。緩やかに、走り始める。やりすぎないをモットーに、徐々に負荷を増やしていく。
現在の予想タイムは2時間2分50秒。
最大酸素摂取量Vo2Maxは最高で49あったが、現在は45。この年齢になると現状維持はとても難しい。ましてや向上するとなると並大抵ではない。45という数字はフィットネス年齢20歳だという。これでも少しは誇ってもいいのだろうか?ガーミンのデバイスにはボディバッテリー推定機能がある。レベルは0~100。どんなに消耗していても5より下がったことはないから、実質5が最低なのだろう。最高は96になった1月3日。最低は9日の夜で、5。これがなかなか回復しない。良い睡眠や休養をとることで充電されるとあるが、昨夜は24,今朝は61。リカバリ3日必要とある。負荷が高すぎます、と忠告してくれる。年寄りは回復に時間がかかるのだな、とどこか他人事のようにぼんやり思う。
近くにちょっとした里山がある。
標高差150メートルくらい。
春になればつつじがたくさん咲く。

第一四阿。

第2四阿。

養蚕神社。
専門が違うが、溺れる者は藁にも縋る。コロナ収束を祈る。

日の当たる尾根道は限りなくのどか。

動物の足跡。何だろうな。きつねかな。

もうすぐ頂上。
この傾斜がキツイ。

山頂。

雪に書いた記念碑。
はかなく消えるだけの運命。

展望台。



白と黒のモノトーン。

下山路はカラマツ林。
早春、フキノトウがたくさん顔を出す林道に出る。カタクリの群落もある。
およそ1時間の登山ともいえぬ散策の小さな旅。
今年になって4回登った。
トレランシューズで大丈夫なのが、何か申し訳ない感じ。

週に1度くらいコーヒー豆の焙煎をして、そばを打つ。
そんな風にして、毎日が静かに過ぎていく。限りなく平穏な日々。
庭に置いたエサ台に、すずめ、シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ツグミなどがやってくる。エサはヒマワリの種、蕎麦粒、リンゴ。雪が舞う日など、豆炭炬燵に当たりながら、日がな一日眺めていることがある。平和だなあと思う。(自然や日本の社会を見れば、危機的な状況も多々あるのだけれど、せめてこのひと時だけでも安らぐことは許されよう)

今日は成人の日。
新成人の皆様おめでとうございます。
厳しい社会への船出、海路図をしっかり見て、難破しないで進むよう祈っています。





42回目の飯綱山元日登山

2021年01月02日 21時11分53秒 | 日記
数年に一度という大雪という予報のわりに、思ったほどには積もらなかった。
もっと大雪だったことなど何度もある。
何しろ今年で42回目だ。
とは言え、この10年くらいの中では多いほうだ。
雪もちらついて、決して良い天気とは言えない。
その分、登る人も少なくて、出会った人は10人程度。
幸いラッセルしてくれた人がいて、登山口で出会った。
聞いてみると、この2人の他にもラッセルした人がいたのだが、途中であきらめて下山したという。お礼を言ってラッセル泥棒に徹した。
登山口付近で膝くらいの積雪量。

静かな登山道は雪が舞い時折風が吹いた。
薄く元日の太陽がチラと顔をのぞかせた。
42年前もこんな感じだった。
ただ、違うのは飯綱スキー場から流れる音楽が聞こえて来ないこと。
もうスキー場は閉鎖になった。
いろいろな悩みや問題も抱えて生きている。
だが、一心に登っていればそんなものは吹き飛んでしまう。

下山していく登山者。

飯綱山は双耳峰。最初に着く南峰には飯綱神社がある。本峰はここから10分ほど北にあり、わずかに高い。

飯綱神社で初詣。
コロナの収束とみんなの健康だけを祈る。欲張らない。

温度計はマイナス7.5度。
飯綱三郎天狗の額。
全国の貧しい人たちに、砂粒を麦に替え配って歩いたという。貧しい人達を救った良い天狗様なのだ。

この神社のそばにお地蔵様。
この前掛けを取り替えるのが、かみさんから仰せつかった毎年のミッション。

明日の朝、米俵ならぬ麦俵が庭に届いているだろうか。

山頂への渡り廊下。

ここが山頂。1,917メートル。
ここにもう一体お地蔵さまがあるはずだが、雪に埋もれて場所がわからない。
雪が解けたら、もう一度かみさんを連れてくることにしよう。
ここ何年もなかった冬山らしい冬山を十分満喫し、帰途はほとんど駆け下った。

恒例となっている隠し湯で冷えた手足を温める。
雪見風呂。
ほとんど貸し切り状態でありがたい限り。

毎年もらう干支のタオルと甘酒。
天ぷらうどんのてんぷらにも正月だけの特典、サクラエビが入っている。
媚びないがさりげない気遣いがうれしいおかみさんの対応も気に入っている。
隠し湯なので、場所は教えない。

めでたいような、そうでないような、静かに年が明け、今日明日は箱根駅伝。テレビの前でこれを見て過ごすのも毎年の恒例。