ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

2年が過ぎました。

2018年01月26日 02時03分59秒 | 日記
2016年の1月25日。

18歳で大阪を出て東京のホテル学校に行って、以後ホテルマン生活を49歳まで過ごし、そむりえ亭をオープンして7年半経ったのがその日です。

つまり、ほぼ40年は親のそばを離れて、しかも長男であるのに弟に面倒なことを任せ・・・・


母を引き取ったのが2年前の1月25日でした。

認知が始まっていたことが理由ですが、最初の頃は歩けましたので散歩や買い物は一緒に出掛け、風呂や食事もどうにか自力でしていた母。

それが徐々に認知も体力も衰え、半年前の6月からは歩けなくなっています。


このブログに度々母のことを書いていますので、既知の方もいらっしゃるかと思います。


その間、お客様や友人の年の近い方々から「介護の知恵」を教授頂きながらの2年でした。


少なくても店の仕事で一日12時間は家を離れ、協会の用事で終日おらず、ですから「大したことはしていない」ことは明白です。

それでも独り暮らしの40年とは雲泥の差の真面目な生活です。


なにより自炊を思い出し、起床時間が若干早まり、と「良かったな」と思うことも多くあります。

マザコンでもなんでもありませんが、良い2年だと思います。

この3月8日で94歳になりますので、もう何年も生きているはずもありません。

もう少し「息子らしい」生活を送りたいと思います。


店も午前一時で「さっさと」閉めますし、仕事終りも飲みに出ず、休みの日の友人との付き合いもゆっくりできませんが、意外と平気なのです。

付き合いの悪い男です。


しかし、こういう時に「無趣味」も良いものです。



今日から3年目ですが、あとどれくらい続けられるでしょうか?


あ、それと介護情報は共有したほうが良いことも多いと知った2年です。


皆様のご経験、私の体験などお話できればいいなと思います。

そむりえ亭の食事中に「辛気臭い話するな」という場合もあろうかと思いますが、間もなく突入する「団塊世代の後期高齢者入り」は殆どの皆様に影響が出るはず。

「親孝行、したいときには親は無し」

どうぞ、親御さんのことを忘れずにお過ごしください。


           樋口誠