ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

時々言いたいボトルの話

2018年01月10日 01時49分38秒 | ワインの事
ワイン輸入元の方にも度々話していることですが・・・・

基本的にワインはボトルに詰められているものです。

多くの所は「その地方の伝統的な」ボトルに入っています。

それはそれで問題なく、むしろ興味深いものです。


しかし、昨今の「目立ちたい」感じが満載の「大きめボトル」には辟易とします。

一番多いのは肩の部分が張り出して重く、横に綺麗に寝かせられないタイプ。

重ねられないですし・・・


あとブルゴーニュタイプのワインでも「でかっ‼」っていうのがあります。

やはりセラーに収めにくいのです。


そして超長いボトル。

これはセラーに収めにくいのみならず、冷蔵庫に立てられないですし、氷の入ったクーラーでも首まで冷やせません。(そむりえ亭では関係ありませんが・・・)


でも、本題はそこではなく運送時です。

当然、大きいのですから本数が積めませんし、重量も大変なことになります。

当然CO²排出も多くなります。

この時代に?です。



ワイナリーによっては重量軽減ボトルを開発したりしていますし、何よりボルドーなどの格付けシャトーはシンプルな軽いボトルが引き継がれていますね。


幾つかのインポーター曰く「大きいボトルが売れるんです」なんて言いますが、そういう問題ではありません。


業界で考えていかなければいけないのではないかな?と、ずっと思っています。


          樋口誠