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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

松島館(横浜・桜木町)(廃業)

2020-07-14 07:00:00 | 銭湯
横浜・桜木町
#松島館







JR京浜東北線
#桜木町駅

▲みなとみらいの中心地にある桜木町駅




▲いったん降りる




▲降りたらまっすぐ進むのが最短距離であるが、


▲今回は左側に進む


▲南改札口


▲出て右側が野毛山(松島館)方面


▲左がランドマーク側。文字通り横浜を象徴する場所だ


▲広場に出ればランドマークがみえる


ランドマークは、むかしのぼったことがあるのだが(写真は2003年頃)
















けっこう高い眺めである。それもそのはずで、スカイツリーができるまでは日本一の高さをほこる展望台だった。



▲桜木町は日本で初めて鉄道ができた始発(終点)駅でもある。最初は横浜駅と名乗っていた


▲現在は駅前にロープウェイの土台を工事中


▲こんな感じになるらしい


▲先ほど出てきた場所を振り返る


▲松島館はこっち


▲西口




▲出ると


▲右側の線路沿いを歩く


▲ここはかつて東急東横線が通っていた線路の跡地。渋谷まで一直線だったが諸事情で駅を取り潰してしまった







▲左をむくと紅葉坂(もみじざか)。横浜を舞台にしたマンガ「恋は雨上がりのように」にも出てくる場所だ


▲とりあえず紅葉坂を目指そう


▲まっすぐ行けば横浜駅にたどり着く


▲階段を降りて




▲左奥に見えるのが紅葉坂


▲ここを右








▲ここでストップ


▲ひだりにむく


▲右奥にみえる道に進むので目の前の横断歩道を渡って


▲渡ったら右


▲ここの横断歩道も渡る


▲そしてすぐ左にまがる


▲このまま、まっすぐ進むのだが





▲途中でこんな神社を発見


▲どうみても自宅兼店舗なのだが…


▲中を覗くと、ふつうに自宅の敷地内。入るのに躊躇してしまう


▲入ってみるとこんな感じだった。横浜にこんな神社があることに驚いた





▲続きの道を歩く





▲セブンイレブンまで歩き


▲左折




▲すると松島館の看板がみえてくる


▲駐車場がある


▲渋い建物。みなみらいとは真逆の下町感に溢れている




▲残念なことに7月末で閉店


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用


中に入ると、下足箱のところから男女に分かれている。右が男湯で、左が女湯。手動の引き戸をあけると、女湯側に女性が座っていた。みた感じ70代か80に届くかぐらい。
女湯側にいるのは男性客に気を使ってなのか。番台の中はお菓子やタオルやら、物置状態になっていた。
男湯側はというと受付手前に円形の傘立て。女湯をのぞき込まない防止策でもあるのだろうか。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「どうぞ」と置かれてあったタオルを持っていっていいようだった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲写真でも番台ではなく女湯側に座っている。お金のやりとりは手を伸ばして受け渡しすることに


脱衣場を見渡すと、かなり古びた印象を受ける。昭和をくぐりぬけてきた銭湯らしく雑多感満載。
戦隊もののソード(剣)の形をしたビニールが埃を被って放置されてたり、電池が無造作に転がってたり、ハンガーが掛けっぱなしだったり、色々取り上げたらキリがないのだが、ようするに公私の区別ない生活感に溢れている。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用


作りは古典的で、真ん中と右側にロッカーがあり、左の間仕切りには大きな鏡。
それと奥左には小さな洗面台。その横に洗濯機が併置してある。
入り口から入って右手前に小さな坪庭。これを庭と呼べるのか?と思うぐらい小さなミニチュアのような庭である。


浴室の扉を開けて中に入ると、浴室もシンプルだ。
真ん中に島カラン。左右の壁にもカランがあるが、シャワーがあるのは左の間仕切りのみ。
しかしここはシャワーを使わない人が多いので、余裕で使うことができた。むかしからの古いお客さんが多いところなのかもしれない。
シャワーは最初ぬるくて、外が暑かったからちょうどいいなと思ってたらだんだん熱くなってきて、そのうちに我慢できないぐらい熱湯になった。
立ちシャワーは珍しく右奥側だ。スペースは広めに確保してあるので、タオルで体を拭くときに重宝した。


浴槽は2つに分かれていて、どちらも白湯。そして均等に分かれている。
左が深浴槽で、右が浅浴槽のジェットバス付き。
最初は右側に入ってみたのだが、予想通りけっこうな熱さだった。
前回来たときはもっと強烈な記憶だったが、それから温度が下がったのか、それとも自分が覚悟した分だけ熱く感じなかったのか。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


前のときはかなり熱かったので、ここはどれぐらいの温度設定にしてるのですか?と受付の女性に尋ねてみたところ、「うーん。何度だろ?」と言われて衝撃を受けたことがあった。
さすがに人が入れない温度ではないだろうが(と願うが)、古い銭湯はけっこうアバウトなのである。


今回は右が47℃ほどで、左が46℃ぐらいか。深浴槽はパイプが剥き出しで、見た感じ熱くないか怖い。


客層は、ほぼ高齢者ながら若い人や中高年も混ざっていた。
シャワーを浴びていると、一人の入浴客が椅子を返すときに斜めに置いていく。
水気を落とすための気遣いだろうが、その人だけかと思っていたら、なんと続く人も斜めに置いている。
おや?と思い、桶のところをみると、みんなピラミッド型に綺麗に置いているではないか。
どうやら次の人のことを考えて綺麗に置くのがここの習わしらしく、常連客の間ではそうしたマナーを共有してるようだった。
なかなかほかの銭湯では見られない光景なので驚くとともに、感動した。
こうした文化を持つ銭湯が横浜から無くなってしまうのはとても残念なことである。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 桜木町
経路 高台方面へ
周辺の環境 商店

●空間演出
建物外観 古い
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 昔ながら
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯
サウナ なし
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒220-0042 
横浜市西区戸部町4-166

電話
045-231-7435

営業時間
15:00〜22:00

定休日
7日・17日・27日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載