銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

第二岡の湯(横浜・鶴見)(廃業)

2020-07-07 06:48:00 | 銭湯
横浜・鶴見
#第二岡の湯








JR京浜東北線
#鶴見駅

JR京浜東北線鶴見駅


▲構内は薄暗いところである


▲エスカレーターでのぼり




▲めざす西口は右側




▲改札口


▲改札口をでると左の階段を降りてもいいのだが、今回は奥まで行く


▲突き当たりをまた左に曲がり




▲さらに左




▲真っ直ぐ進むと


▲バスの案内板がみえる


▲今回乗るのは鶴02新横浜駅行きなので


▲9番のバス停にむかう


▲階段を降りて




▲すぐ目の前が9番バス停


▲新横浜駅付近の地下鉄延伸工事で道路の陥没事故を引き起こしているので(2回も)、遅れがでてるようだ


▲駒岡不動尊前が目的地
 


そしてバスに揺られて


▲途中で第二岡の湯がみえてくる



▲駒岡不動尊前で降りる


▲来た方角に戻る




▲ここを右折






▲駐車場の右を見れば




▲第二岡の湯に到着


▲昭和チックな看板も




出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


▲中に入ると


▲左が男湯


▲7月いっぱいで閉店するお知らせ


ここは最寄り駅が新横浜駅(JR横浜線)、綱島駅(東急東横線)、鶴見駅(JR京浜東北線)ともいえるが、ようするにどの駅からも遠く、バスか車(駐車場完備)で来るのが妥当だろう。


コロナウイルスの影響からか、外からみてもあらゆる窓が解放されており、対応に苦慮していることが伺える
中に入ると受付は古典的な番台で、座るのは80代半ばぐらいの女性。とても大人しい感じの人だった。
貸しタオルをお願いすると、隅っこに置いてあるタオルを色々と掘り返しては、綺麗なものを渡してくれた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用

ここの脱衣場はほかの銭湯と違い、ほとんど物を置いていない。
なので、広めの空間でガランとしていて、椅子がいくつか置いてあるだけ。
左の隅っこにロッカーと、真ん中左隅にはくぼんだ場所に常連用の私物置き場がある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲広い割にはロッカーが少ない


手前側には縁側と坪庭。




浴室入り口に目を転じると、左に荷物置き場があり、右に洗面台。
先述したとおり、窓はすべて開けられているが、トイレの扉まで開けられてるのには閉口した。
ここの近くにはトレッサ横浜というショッピングモールがあって、横浜で最初のクラスターを発生させた場所なので、そうした影響もあったのかもしれない。


浴室の扉を開けると、浴室も広めの空間になっている。島カランが2つあって、真ん中の2つはシャワーなし。
左右の壁にあるカランはシャワーがついている。
浴室全体はかなり老朽化していて、タイルなどは所々はがれているのでモルタルで埋めて誤魔化した箇所がいくつもあり、ここの長い歴史を感じさせる。


シャワーは少し熱めだが、体を慣らすにはちょうどいいかもしれない。
ここは横浜の中でも屈指の熱さを誇るところであり、もはや我慢比べを強いられるところではあるが、逆にここを経験したことで自分の限界が読めるようになった。


湯船は2つに分かれていて、左が浅浴槽で、一応ぬるい方。といっても、こちらもかなり熱くて46か47℃ぐらい。
ジェットバスがついていて、この熱さでジェットバスはけっこうキツい。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


右の深浴槽は、48℃ぐらいと言われているが、だいたいそれぐらいかなと思うもののもう少し熱いかも。
そもそも48℃まで熱くするところは滅多にないから、個人的な推測に過ぎないが…。


壁絵はなくて、青いキャンバスだけが残り、見た目は寂しい雰囲気だ。
その下に熱帯魚のタイル絵。間仕切り壁もタイル絵だが、こちらは白い女性が手を取り合っている不思議な絵である。


客層はほぼ高齢者ながら、30代ぐらいの男性もいた。
その男性はやはりこういう銭湯に来るだけあってか、果敢にも深浴槽にも入っていたが、最初は足だけで、最後全身に浸かっても、すぐに出ていた。
自分も最後の機会だからと入ってみたのだが、入った瞬間に肌を焦がすような熱さに襲われて、熱いというか痛い。
足先がしだいにジンジンしてくると、でてくるときには焼けるような痛みになっており、やはり数秒が限界だった。


なぜここまで熱いお湯にこだわるのか理解に苦しむが、やはりこれが昔の銭湯の伝統であり、風呂屋の矜持なのだろう。
そうした伝統を最後まで守りきった横浜の銭湯が今年の夏に廃業する。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見、新横浜、綱島
経路 バス停から徒歩
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山
統一感 なし
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 レトロ
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 熱湯
サウナ なし
温度 45~48℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代男性
客層 高齢者がメイン

【案内】

住所
〒230-0071 
横浜市鶴見区駒岡1-26-15

電話
045-572-4999

営業時間
14:30〜22:30

定休日
4日・14日・24日(不定もあり)

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載