#地蔵湯
2021年3月31日閉店
JR京浜東北線
#東十条駅
▲東十条駅
▲南口を目指す
▲改札口
▲改札口を抜けたら
▲左に曲がる
▲坂道を下っていくと
▲いつもの草月の行列がある
▲行列を横切り
▲有名な黒松。黒砂糖と蜂蜜を使った東京三大どらやきの一つらしい
▲横断歩道の前で立ち止まり
▲草月を目印に左折する
▲ちょっと歩けば
▲右手に地蔵湯がみえてくる
▲ちなみに地蔵湯の名前の由来であるが
▲建物の左隅にお地蔵さんがある
▲手を合わせる人もおり、地元から愛されたお地蔵さんのようだ
▲閉店前なのに、さっそく解体する旨のお知らせが貼られてあった。展開が早い
▲到着
入り口に入ると、下足箱に靴を入れて自動扉をあければ、目の前がフロント。座るのは50代ぐらいの女性だ。ちょうど入浴客の男性と話している最中だった。
お金を差し出して「貸しタオルありますか?」と訊ねると「はい」とすぐに出してもらえた。千円を出してお釣りが510円だったので、貸しタオルは20円だったのだろう。有料であることに文句は一切ないが、生乾きだったのか、帰りに使ったあとは体が生臭くなってしまった(体を洗った意味なし)。使ったあとは入り口横にあるバケットの中に入れて返す。
フロントの奥には、いかにも家庭的なロビーがある。このあたりは店主の人柄が反映されてると感じた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲フロント。すぐ横に男湯の入り口がある
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲奥がロビー。女湯はこちら側
男湯はフロントすぐ右にあって、のれんをくぐると脱衣場はかなり広めである。必要最低限のものしかなく、動きやすくて快適。ただ、歩くたびに床がギシギシ音が鳴るのと、見た目では分からないが、すり鉢状に傾斜が掛かっている。このあたりはさすがに老朽化を感じた。
真ん中には椅子があって、手前と右壁にロッカーが並ぶ。一部で鍵を返してくださいとの張り紙があり、このあたりはすべての銭湯に共通する悩みどころだろう。結局新しいところはコインリターン式のロッカーになってしまう。
出典:東京銭湯ホームページ引用
扉をあけると、浴室はそれほど広くはないが、マンション銭湯にしては天井が高く、開放感がある。
真ん中に島カラン。右手前には立ちシャワーが一つだけあって、ハンドシャワー仕様。すべて勢いがあり、使いやすい。
その奥にサウナがあったが、閉店間近のせいか使用停止になっていた。脱衣場から中を覗くことができたのだが、椅子が交互に並び、かなり狭い。
そのサウナの横に水風呂があって、手を入れてみたところだいたい20℃ぐらいだろうか。2人が入れる程度だが、サウナがなくても意外と利用されていた。
右壁奥には2つだけカランがある。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯
浴槽は奥にあって、実質一つの湯船。
なので当然ながら白湯で、右は浅い作りのバイブラ仕様。真ん中から深くなって、一人用のボディジェット。そして、最後の左端は座湯が2つある。
水枕はあるものの、もちろん機能していなかった。ただ、首を預けるのにはちょうどいい高さだった。温度は41~42℃ほどと長湯するにはピッタリ。
客層は若い人が多く、この地域に銭湯文化が浸透していることを伺えた。話し声は一切聞こえてこず、みんな淡々と過ごしていた。
壁絵は赤から黄色へとグラデーションが掛かった現代美術風のタイル絵で、当時としては斬新なものだったろう。
基本的にシンプルな作りで、温度もそんなに高くないので万人向けである。
設備は老朽化で閉店する割にはしっかりしてて、まだまだ営業できそうな感じだったが、客の立場では分からない様々な問題があったからこうして閉店してしまうのだろう。
東十条や十条周辺は設備の豪華さを売りにした銭湯が多いが、地蔵湯は日常使いに特化した堅実で地元向けの銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東十条
経路 南口を出て左
周辺の環境 地蔵
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 グラデーションのタイル絵
統一感 あり
置物 地蔵(お隣)
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 バイブラ、ボディジェット、座湯
サウナ なし(使用停止)
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 よかった
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(20円)
備え付け あり
◆人
受付 50代前半の女性
客層 若い人から高齢者まで
【案内】
住所
〒114-0001
北区東十条2−14−6
電話番号
03-3914-0090
アクセス
京浜東北線「東十条」駅下車、徒歩4分
休日
金曜
営業時間
14:15−23:30
23時30分で閉めます!
※東京銭湯ホームページ転載