銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

まねきの湯(東京・船堀)(朝風呂)

2021-03-09 06:53:00 | スーパー銭湯
#天然温泉
東京健康
ランド
まねきの湯






都営地下鉄新宿線
#船堀駅




▲路線図をみると、東京の東端にあたる

▲階段を降りて


▲改札口


▲今回は北口方面にでる


▲なので右に進む


▲近くの地図をみると、右上にみえるピンク色の建物がまねきの湯である


▲現在地からみて、きらぼし銀行の脇道に入っていき


▲そのまま真っ直ぐ行った右側だ


▲北口に出たところ


▲少し進むと


▲左に横断歩道がある

▲横断歩道を渡ると、目の前にきらぼし銀行がみえる

▲銀行の脇を歩いて

▲真っ直ぐ進むと



▲途中で左にイオンがみえてくる




▲まねきの湯の看板もみえる




▲左にあるのはゴルフ場




▲その先の右側に


▲まねきの湯がみえてくる




▲駐車場も完備


▲建物の左側に入り口がある




▲到着

▲中に入って左側をみると、奥が下足箱のスペースだ


ここは靴箱の鍵にバーコードがついており、そのバーコードで最後に精算する仕組み。
フロント側に進むと、受付けに立つのは、60代ぐらいの女性。愛想がとてもよくて、高いプロ意識を感じた。
今回は、朝風呂(5時~9時限定)ということで、値段は560円になっているが、江戸川区は面倒なところで入湯税というのがある(一般の銭湯では入湯税は掛からない)。なので正規の値段に150円が加算されて、実際は710円。
さらにレンタルタオルをつけると220円だから、合計で930円になった。
レンタルタオルをかりる場合は、フロントで下駄箱のバーコードを示す。


フロントを向いて右側に進むと、浴室の入り口。そのさらに奥には自販機が並び、左側には健康ランドの代名詞ともいえる宴会場があった。
どうやら朝風呂でも利用できるらしく、おじさんが横になって寝っ転がっていた。
入り口前には休憩用の椅子が並び、入浴前に座ってると、男湯から出てきた高齢男性が自分の横に座っていた年配の女性に向かって「ヨォッ」と手をあげて挨拶していた。ほかのスーパー銭湯では見られない地域住民による交流があった。
江戸川区はこうしたコミュニティーがしっかり残っているところのようだ。

▲左が男湯で、右側が女湯


のれんをくぐって中に入ると、やはり大規模浴場ということで、脱衣場はかなり広め。しかも朝風呂で人数が少ないためスペースにかなりの余裕がある。
ロッカー自体は縦長のタイプで、ハンガーが2つとメガネ置きもあった。スーパー銭湯の標準的な作りだろう。
洗面台は入り口右手にあって、化粧水や綿棒、ティッシュ、クシなどのアメニティが揃っている。
ほかに浴室内だと、ひげ剃り、歯ブラシ、ナイロンタオルも用意されていた。こうした充実ぶりはスーパー銭湯ならではのサービスである。


出典:まねきの湯ホームページ引用
▲浴室内にあるアメニティグッズ


浴室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが浴室の真ん中にある彫刻。ギリシャ彫刻の石像で、その石像がある手前が水風呂、奥が薬湯である。
水風呂は、20度ほどとふつうの温度。白湯で浅い作りだ。
奥の薬湯は、萬喜湯と命名された薬湯で、成分は生姜と唐辛子が組み合わさったものだった。匂いを嗅ぐと、たしかに辛子の匂いがただよってくる。入ってみると、体が火照るような気がした。


出典:まねきの湯ホームページ引用

右に向くと、手前に立ちシャワーが2つ。一つ手前が水シャワー専用で水しかでない。奥がふつうのハンドシャワー。お湯のでる時間が短いので使い勝手があまり良くないのと、古い設備で照明が暗く、正直汚く見えた。
その立ちシャワーの横にサウナがある。ここは高温と低温で2つ並ぶ。


出典:まねきの湯ホームページ引用
▲こちらが高温サウナ


出典:まねきの湯ホームページ引用


サウナはコロナ禍ということで、「黙浴」と書かれた文字がテレビの下にあって、席も当然ながらソーシャルディスタンスの一環で間引きされていた。
自分が入った時は誰もおらず、真ん中にドカッと座って王様気分でテレビを鑑賞。大規模浴場でサウナを独り占めしたのははじめてだった。


この高温サウナに隣接するのが低温サウナで、こちらは小ぶりである。入り口が手前で、奥が出口になっている。スペースが狭いため一方通行にしたのか分からないが、こちらもテレビがあるが横向きなので見づらい。それといくら低温とはいえ、低温すぎる。サウナではなく、単なる暖房のきいた部屋だ。


一度入り口に視点を戻すと、左側に白湯の浴槽がある。
こちらは、手前がシルク風呂なのだが、めちゃくちゃ透き通っていて、どこがシルク風呂なの?と思うぐらい薄い。もはやふつうのバイブラ以下。
しかし、その理由がすぐに判明した。
壁に貼ってあるラミネートの説明文を読むと、男性客から足下の段差がみえなくて危険だと指摘されて、極薄の設定にしてるとのことだった。
たしかに、ほかのスーパー銭湯でも足下が真っ白で怖い思いをしたことがあるので、安全性を考えたら正しい措置だろう
。ただ、逆に考えるとそもそも段差があるところになぜシルク風呂を作ったの?ということと、これだとシルク風呂の意味がまったくないので、別のものに置き換えられないだろうか。
その隣にあるのが電気風呂で、こちらは揉兵衛と呼ばれるものだった(スーパー銭湯でたまに見かける)。たたく、もむ、などの変化が楽しめる。
一番奥が座湯だった。
白湯の温度はすべて41度ぐらい。


出典:まねきの湯ホームページ引用
▲座湯


今度は浴室の右奥に目を転じると、ここの看板である天然温泉と不感の湯が前後に並ぶ。手前が天然温泉で、頭上から岩のモニュメントを通して勢いよく流れてくる。肝心の天然温泉の成分はというと、メタけい酸らしい。温泉といえば温泉なんだろうけれども、個人的には普通の地下水かなという感じがした(温泉法により、メタけい酸が含有量1キログラム中に50ミリ以上あると温泉と認められる)。アルカリ性があるので、美人の湯と表現されていた。
後ろの隣が不感の湯で、全面バイブラ仕様。体が温まってない時に入ると、さすがに寒い。もはや水風呂代わりだ。夏にはちょうどいいかもしれない。
天然温泉が42度ほどで、不感が36度ぐらいだろうか。


出典:まねきの湯ホームページ引用


カランは浴室の一番奥にある。
真ん中に島カランがあって、壁沿いにもカランが並ぶ。
シャワーはハンドシャワーで、かなり勢いがあるので良いが、出る時間が若干短いのと、壁に固定すると角度が微妙だったりした。


出典:まねきの湯ホームページ引用
 

浴室最後は、カランの右側にもう一つ別室のような形があって、かなり広い炭酸泉専用の空間である。
足下が濡れても大丈夫な畳になっており、浴槽が総檜風呂である。こちらはかなりお金が掛かっていることが伺われた。
入ってみると、意外と深さもあって広くて開放感がある。
ただ肝心の炭酸はというと濃度が低く、お世辞にも高濃度とは呼べない。
温度も低めで(炭酸泉としては正解であるが)、せっかくの檜風呂が生かされてない気がした。また、テレビがここにもあるのでちょっと騒がしい。温度は38度ぐらいか。
この炭酸泉の横にある扉を開けると、露天風呂に出る。


出典:まねきの湯ホームページ引用
▲炭酸泉


露天風呂のところにでると、スーパー銭湯に規模で考えれば、若干狭いかなという印象を持った。
露天風呂は2つあって、主な浴槽は手前の婉曲した湯船で、こちらは温度が43度近く、意外と熱い。露天風呂は基本的に一般の銭湯もスーパー銭湯も低めの傾向にあるので、冬場を想定した温度設定なのだろうか?
奥は半身浴用の浅浴槽があり、岩が手前側にせり出ていた。

出典:まねきの湯ホームページ引用


出典:まねきの湯ホームページ引用


出典:まねきの湯ホームページ引用


こんな感じで、やはりスーパー銭湯(健康ランド)ということで、設備のバリエーションは豊富であったが、全体を通してみると、中途半端という感じだった。
天然温泉もメタケイ酸だし、シルク風呂は薄いし、炭酸泉の濃度も低め。また、室内は新しさがあったけど、浴室はむかしのまんまなのか、随所に昭和感にあふれていた。風呂の設備は好意的にみても、ふつうの範疇を越えないものだろう。
面白いのはニフティ温泉によると、まねきの湯は東京でもっとも集客数を誇るらしいスーパー銭湯らしい。
そのあたりは浴室の設備というよりと、二階にあるレジャー施設(漫画や卓球、カラオケ等々)が牽引してると思われる。
近くにあれば、まったり過ごすのに最適だろうけれども、遠方から来て時間制限のある朝風呂に入るとなると、けっこう厳しいものがあった。
ただ、お客さんはそれほどいなかったので、広い空間を占有する時間はとても贅沢なひとときだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 船堀
経路 荒川にむかう
周辺の環境 荒川

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 招き猫
統一感 あり
置物 招き猫
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ハイパージェット、座湯、高濃度炭酸泉、薬湯、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ やや汚い
貸しタオル あり(円)
備え付け あり

◆人
受付 
客層 高齢者


【案内】

料金
通常入館(10:00-26:00)
大 人   1,500円[土日祝 1,600円]
小学生以下 無料[保護者同伴及び一家族対象]

朝風呂入館(5:00-8:00)
大 人   560円[土日祝 560円]
小学生以下 無料[保護者同伴及び一家族対象]

深夜料金(26:00以降)
+1,480円[在館者一律]

学割
1,500円[土日祝 1,600円]
※中・高・大・大学院生が対象です。
※学生証の提示が必要です。
※タオル付き。

レンタル
タオルセット 220円
館内着    450円


入館料には、江戸川区入湯税150円が別途加算されます。
12歳未満のお子様は対象外です。
高校生のみのご入館は、22:00までに退館して頂きます。
中学生のみのご入館は、18:00までに退館して頂きます。
小学生以下のお子様同士でのご入館は不可。

営業時間・営業期間

10:00-翌09:00
深2:30-5:00は浴室清掃のため、お風呂はご利用できません

電話

03-3878-4126

住所

東京都江戸川区船堀1-2-1

交通アクセス

都営新宿線船堀から徒歩4分
高速7号線・小松川線「小松川出口」より約2km

駐車場

340台(有料)

設備

卓球、レストラン、お食事・食事処、休憩所・休憩室、禁煙フロア、ゲームコーナー、脱衣所ロッカー、駐車場あり、エステ・マッサージ

備付品

館内着、乳液

温泉の特徴

天然温泉、気泡湯、ジェットバス、檜風呂、サウナ、露天風呂、日帰り温泉

※ニフティ温泉ホームページ転載