座間・さがみ野
#相模健康
センター
2021年1月17日
廃業
相鉄本線
#さがみ野駅
▲相鉄本線のさがみ野駅
▲右にみえるキャラクターは、相鉄のゆるキャラ“そうニャン”
▲路線図をみると、こんな感じ
▲最近は羽沢横浜国立大という駅ができたが、それに伴って渋谷や池袋まで直通で行けるようになった。2022年には新横浜経由で東急まで延伸するらしい。そうなったらかなり便利だろう
▲エスカレーターでのぼり
▲改札口
▲改札口を抜けたところ
▲北口を降りる
▲降りたらバスターミナル
▲ターミナル沿いを歩き
▲右に曲がる
▲まっすぐ歩いて
▲横断歩道も渡り
▲ここで止まると
▲左折する
▲そのまま進む
▲しばし歩いて
▲まだまっすぐ
▲消防団の建物がみえたら立ち止まり
▲右折する
▲子ども公園を横切り
▲大通りにでると、目の前に相模健康センターがみえてくる
▲入り口までぐるっとまわる
▲目の前の横断歩道を右にわたる
▲奥には、山が連なっている。丹沢だろうか?横浜から30分足らずであるが、あっという間に地方に来た気分
▲先ほどの横断歩道を渡り
▲相模健康センターの全景
▲24Hとあるが、今は10:00~23:00まで
▲併設された飲食店
▲コロナの影響がこんなところにも。本体が営業停止のため、もう再開することはないだろう
▲ここのマスコットキャラクターは、ラッコらしい
▲広い駐車場
▲入り口
▲大型銭湯ということで、入れ墨のある人は入れない
▲高濃度炭酸泉があることになっているのだが…
▲中に入ると
▲閉店のお知らせ
▲寄せ書きがあった
▲感謝の言葉が並ぶ。多くの人たちから愛された銭湯だったのだろう。特にサンマーメンは最高だったようだ
▲下足箱のロッカー奥に受付がある
▲受付を済ませて中に入ると、宴会場を備えていた。ここはスーパー銭湯のアイドルこと純烈も来ている
出典:相模健康センターホームページ引用
▲純烈の始まりがこの健康センター系列店だったという。本人たちもこの系列店を原点と述べている
▲近くには懐かしの筐体。すべてスロットゲームである。椅子が折りたたみというチープ感も味わい深い
下足箱は、開店してさほど時間が経ってないにも関わらず、ほとんど空いてなかった。かなり人気のところのようだが、なぜこれほど人気なのに廃業してしまうのだろうか?
奥にフロントがあって、立つのは40代後半ぐらいの女性。
受付前には非接触型の検温機があり、そこで検温をして下駄箱の鍵を渡す。支払いは後払いで、脱衣場ロッカーの鍵を渡される。
出典:相模健康センターホームページ引用
▲この日は、フェイスタオルセットを選んだ。ラッコ会員なら70円安い
男湯はフロントのすぐ横で、のれんをくぐると、ロッカーが無数並んでるが、通路幅が狭いので若干窮屈。
ロッカーすべてには「ロッカーにタオルを掛けるないでください(濡れると錆びてしまうため)」と警告シールが貼られてあった。タオルを掛けてあったら見つけ次第没収し、また新しいタオルが必要なら別料金を徴収しますとある。
中々手厳しい。
脱衣場に入ると、すぐ目の前にビニール袋が掛けられてあって、濡れたタオルはその中に入れる。
ほかにドライヤーはアメニティがしっかり用意されていて、クシはきちんと滅菌処理されている。建物自体は古びているが、運営はかなり細部に気を使っているという印象である。
浴室の扉を開けると、左がトイレで、右が浴室。
浴室に入れば手前右側に、アメニティグッズが用意されていた。
歯ブラシや軽石、頭皮マッサージブラシ、それと体を洗うためのナイロンタオルなど。
最新のスーパー銭湯でもなかなかここまで用意してるところはないだろう。
その横に立ちシャワーが2つ。
左に目を転じると、カランが横列と、左奥は縦に並んでいる。
カランにも備え付けがあって、ここはシャンプー、コンデショナー、ボディシャンプーと、シェービングフォームや固形石鹸まであった。これだけあれば不満を持つ人はいないだろう。
シャワーはそれぞれ微妙に勢いや拡散具合が違うのだが、だいたい使いやすいと感じた。
入り口に視点を戻して浴室全体を眺めると、立ちシャワーの奥にバイブラの湯がある。こちらは36℃とかなりぬるめ。
最初は温度が分からなかったので、足を突っ込んだらあまりのぬるさに驚いた。
ここはサウナから出たときに体温を整えるのにちょうどいい案配で、ちょっとした水風呂替わりになるかもしれない。
ずっと入っていられる温度だから、何も考えずにボーと過ごすのにも最適。ただ、出たときはやはりちょっと肌寒かった。
バイブラ湯の端っこに電気風呂がある。
出典:相模健康センターホームページ引用
出典:相模健康センターホームページ引用
バイブラ湯の隣(奥)にハイパージェットの浴槽。こちらも温度が低めで、39℃ぐらいか。
出典:相模健康センターホームページ引用
目を転じて、今度は左側の浴槽をみるとカランの横に、薬湯がある。
中に入ってみると、どうやら元々高濃度炭酸泉だったらしく、6月に故障して以来、薬湯の日替わりになっているという。
こちらは元炭酸泉ということで、38℃と、またもやぬるめ。
出典:相模健康センターホームページ引用
日替わり湯の隣が水風呂で、こちらは水温が低めの15℃。元々、健康ランドは刺激強めなので、サウナブームに乗っかったというよりも、はじめからこれぐらいだったのかもしれない。
出典:相模健康センターホームページ引用
水風呂があるということで、もちろんサウナも横にある。
二重扉ではなかったが、熱気が強いので開閉が頻繁にあっても温度の低下は気にならなかった。
中に入ると左手前に尻敷きタオルがあり、はじめから大きなタオルは敷いてあるのだが、その上にさらに敷くもの。このあたりも徹底してるなと感心した。
広さはふつうで、ほかのスーパー銭湯と同様にテレビがあるので、日曜日の安穏とした番組が流れていた。
出典:相模健康センターホームページ引用
そして浴室一番奥にあるのが、効仙薬湯と呼ばれる漢方の薬湯で、こちらは長年の研究開発をうたっているだけあってか、たしかに今までに嗅いだことのない独特な臭いがした。
ただ、これは人によって好き嫌いが分かれそうである。濃厚な茶色で、クリーミーな肌触り。相当な量を溶かしているのだろう。
温度は41℃ほどと適温で気持ちいいが、問題も…。
出典:相模健康センターホームページ引用
じつは純烈のインタビュー記事でも書かれてあるのだが、局部が痺れる薬湯として有名らしく、恥ずかしい話、自分も局部にピリピリと痛みを感じた。慣れれば平気になるそうだが、正直言うとちょっと辛い…
ここまでが室内で、効仙薬湯から向いて右側に進むと露天風呂がある。ただし、昨今のスーパー銭湯のような広い露天風呂ではなく、室内の半分も満たない広さ。最近のスーパー銭湯と比べたらかなり狭いところである。
入って左に腰掛け湯があって、背中部分に丸い先端の突起が複数取り付けられていてる。ツボマッサージを兼ねたものなのだろうけど、痛くて背中を預けられない。温度も低く、あまりいいものとは思えなかった。
出典:相模健康センターホームページ引用
真ん中奥はカランが並び、そのカランを取り囲むように外気浴用の椅子が並ぶ。カランの頭上にテレビがあるから、それを見られるようにした配置だ。
その露天スペース右側に、ここの目玉というべき草津温泉がある。
この草津温泉はかなり本格的で、硫黄の臭いがガッツリするうえ、日本一清潔な草津温泉と誇らしげに掲示してあった。
足を入れるとちょっと熱めの42℃。
草津湯は酸性の強い銭湯と紹介されていたが、ここも酸性度が高いらしく、熱いというかまたしても局部が焼ける感じでこれはヤバいということですぐにあがった。残念ながらここのお湯は自分の体質に合わないものらしい。ただ、これほど本格的な草津湯を再現してることは驚いた。
一円玉を1週間放置しとくと溶けてなくなるらしい。恐るべし草津湯。
出典:相模健康センターホームページ引用
こんな感じで、建物が広い割には、意外と浴室はそんなに広くなかったのであるが、細かいサービス、泉質への強いこだわりは特筆すべきものがあった。
入浴客も非常に多くて、帰りも下駄箱難民(空いてる下駄箱を探す人)を何人も見掛けた。閉店するには惜しいところである。
ところで、銭湯には健康ランドとスーパー銭湯と、通常の銭湯という分類があるが、ここを健康ランドにするかスーパー銭湯と分類するか迷ったものの、結局めんどくさいのでスーパー銭湯に分類した。
世間一般では大規模浴場がスーパー銭湯で、町中にある小規模が銭湯という分類になっているが、じゃあ健康ランドは?と考えたら、単なる昔の呼称でしょうと言うしかないのである。
そのような古い時代の名称を今日まで継承してきた相模健康センターであるが、一つの時代が終わるように2021年1月に幕を閉じる。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 さがみ野
経路 住宅街の中へ
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 草津温泉、薬湯、日替わり湯、バイブラ、ハイパージェット、電気風呂、腰掛け湯、水風呂
サウナ あり
温度 36~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(円)
備え付け あり
◆人
受付 40代の女性
客層 多彩
【案内】
所在地
神奈川県座間市東原3丁目23-1
相鉄線さがみ野駅北口より徒歩6分
営業時間
午前10:00~23:00迄(入浴は22:30迄)
路線バスをご利用の際は
神奈中バス さがみ野 → 相武台前駅行き「下栗原」バス停前
電車をご利用の際は
相鉄線「さがみ野駅北口」下車徒歩6分
(横浜より海老名に向かって右側の改札口を出てください)
※相模健康センターホームページ転載
名前からして昭和の香りがします♪
閉店されるのはコロナの影響なんでしょうかね。
出入りしている業者さんや中に入っている飲食店も辛いことだと思います。
長らくお疲れ様ありがとうございましたですよね。
こんにちは。
ほんと残念です。
コロナの影響かどうか分からないですけど、影響がまったく無かったことはないでしょうね。
あとは老朽化なのか。だいぶ古いらしくて。
ここはWikipediaにも健康ランドの代表的な施設として掲載されるほど歴史あるところだったのですが、これも時代の流れなのでしょうね。
仕方ないと言えば仕方ないですけど、また一つの時代を象徴する施設がなくなるのは寂しいです。