銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

前田湯(東京・池袋)

2019-12-21 06:54:00 | 銭湯

#前田湯



✔花屋さんが経営
✔かなり古い浴室
✔マン銭にしては広め









#池袋駅



▲JR山手線の池袋駅改札口


▲むかうは、西口




▲ここを出る
(本当は右に出るべきだった)




▲出たところ


▲右に振り向き




▲地図をみると、今ここ


▲文化通り(風俗店が軒を連ねるところ)を真っ直ぐ進む




















▲公園がみえてきたら


▲その先を左折


▲まがったところ




▲大通りも渡り




▲突き当たり


▲右斜めに進む






▲左に台湾キリスト教会がみえるが


▲右に進む










▲ここでストップ


▲右折する








▲到着。右にあるのは花屋さん。
不動産やコインランドリーの兼業はどこでも見かけるが、花屋さんを同時に(しかも銭湯と一体化して)やってるところは他にないだろう。


入り口に入ると、マンション銭湯にしてはすこし広めかなと感じる下足箱のスペース。右に花屋さんの作業場となっている。不思議な空間だ。
その先の扉を開けると右手に受付。
この時は、ちょうど花屋さんの方にお客さんがいたため、急いで銭湯の受付に戻ってきてくれた。
対応するのは40代後半ぐらいの男性。柔らかな対応だ。


貸しタオルをお願いすると、干してあるハンガーに一瞬目をやり、それから畳んであったタオルを出してくれたのだが、ちょっと雑に置いてあったりと、正直あまり衛生的じゃないかもしれない。


男湯は左側で、中に入ると、脱衣場はかなり広い。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女性の脱衣場


スペースはL字型をしてて、手前にはマッサージチェアが2つ並び、真ん中付近に座るテーブル。右奥側には、フィットネス機器とソファーが並ぶ。
ロッカーは手前と奥壁に並び、銭湯なのにコインリターン式。なので100円が必要だったが、ちょうど手持ちがなかった。
困ったなぁと思っていたが、自販機がちょうど目の前にあったので、仕方なくそこで1000円札を崩すことに。
天井部分を見上げると、学校の体育館みたく中二階付近に手すりが張り巡らされており、おそらくそこで窓の開け閉めをするのだろう。
トイレは多目的トイレ風だったが、入ると、普通のトイレだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室は扉が2つあって、左側の扉をガラガラと音を立てて開けると、浴室がとても広いことに驚いた。扉が2つある時点で分かった話ではあるが、マンション銭湯なのにかなり広い。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


まず島カランが2つ。左右の壁にもカランが並ぶ。右の壁のみハンドシャワーがついていたが、不規則に設置してあった。壊れた順番にハンドシャワーにしたのかもしれない。残念ながらホースが短めなので微妙な使い勝手だった。
立ちシャワーも一応あるものの、遮る壁がないので、単にハンドシャワーがあるだけで誰も使っていない。


浴槽は奥にあって、L字型。手前に突き出た浴槽が漢方の薬湯で浅浴槽となっており、3人が入れるぐらい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲2つとも女湯

長湯してる人が多かったので、ぬるいのかな?と思って入ると、38℃ぐらい。
一般の銭湯で炭酸泉でもないのにここまで低い温度はあまり記憶にない。
その奥にあるのが赤外線バイブラで、こちらも温度は低めの40℃ほど。マッタリ入るには最高だ。
右隣はジェットバス。
浅浴槽で、41℃ほど。
そして一番右にあるのが深浴槽で、ここは43℃ほど。
と薬湯から入っていくと徐々に熱くなっていく仕組みである。ここまで温度のバリエーションが豊富なところは珍しい。
熱いのが苦手な人や初めて銭湯を経験する人にはうってつけだろう。


一方で問題もあった。
とにかく汚い。
天井付近には黒ずみやカビ?らしきものが張り付いており、目地も真っ黒。
水アカは至るところについており、花屋さんを兼業だとここまで手が回らないのか。
極めつけは壁画で、壁画はモダイクタイル絵なのだが、真夏らしき海の風景画であるにも関わらず、上から真っ黒い滴(しずく)が幾重にも重なり合って落ちており、さながら黒い雨が降ってるようにみえる。
さすがにこのへんは少し清掃すべきだろう。


客層は駅から離れているのでほとんど地元の人たちかなと思っていたが、意外と若い人も多かった。
もちろん高齢者もおり、自分が薬湯に浸かってたときに、一人の高齢者が「おしッ!」とかけ声を掛けると浴槽の中に入って足を伸ばし、1秒も待たずに「おしッ!」と声をあげるとあがっていった。
なにかの儀式だったのか。


花屋も兼業ということで小規模の銭湯を想像していたが、思ったよりも室内は広くてバリエーションも豊富で、のんびり過ごすには最適な銭湯だった。


【評価チェック箇所
▼アクセス
最寄り駅 JR池袋駅
経路 北に向かう
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 モダイクタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 受付横のミニロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、赤外線、バイブラ、ジェットバス
サウナ なし
温度 38℃~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 柔らかい対応
清潔さ 汚い
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 40代後半の男性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所〒171-0014
豊島区池袋4−12−25

電話番号
03-3971-2261

アクセス
山手線「池袋」駅下車、徒歩15分

休日
日曜

営業時間
16:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載



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2 コメント

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Unknown (p4p)
2019-12-21 10:41:38
関東だといろんな兼業銭湯が結構あるんですね。こないだ教えてもらった横浜の酒屋さん経営のスーパー銭湯、そして今回の花屋さんが経営する銭湯。色々あって面白いです。あと、知り合いの話しだと、東京のパチンコ屋にサウナが併設してる所もあった、と聞いた事があります。

衛生面には多少問題がありそうですが、浴室は広そうですし、温度設定が豊富なので、のんびりするには良さそうですね。若い客が居るのは意外でしたが。個人的には脱衣場の写真に、関東ではあまり見かけない木製のカゴが写っていたので、なんか親近感が沸きました(笑)
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Unknown (southandnorthface)
2019-12-21 14:18:18
@p4p 東京は多彩ですね!
企業経営の鉄道会社や不動産業、それこそ酒屋も(さすがにパチンコ屋さんは珍しいですね)スーパー銭湯をやるというのはけっこうあるのですが、個人経営でまったく別業種を同時にやるというのは珍しいのかなと思います。
しかもワンオペですからね。どっちとも大量にお客さんが来たらどうするんだろう?と思いました笑

若いお客さんがいるのは、やはり池袋という土地のせいでしょうね。
これが横浜にある僻地だったら、間違いなく高齢者ばかりです。
カゴは、たまに古い銭湯だと見かけますねね。自分は心配性なので使ったことはないのですが、地元のお客さんは使ったりしてます。
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