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東京メトロの南北線にある本駒込駅を降りると、田端方面へと歩いた先に、ふくの湯がある。
デザイナーズ銭湯で細部にこだわった芸術性の高い銭湯だった。
【ふくの湯】をザックリいうと
◎壺湯、薬湯あり
・デザイナーズ銭湯
・伝統と革新の融合
・和のテイストがお見事
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▲本駒込駅を降りると、エレベーター入り口方面へ
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▲エレベーターで上がったところ
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▲エレベーター前の地図。田端方面へ歩く
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▲なのでこっち
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▲小学校を通って
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▲まっすぐ行くだけ
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▲ここはお寺が多い
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▲途中にあった地図
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▲もうみえてくる
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▲上を見あげるとマンションか
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▲到着
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▲入り口横にベンチ
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▲階段をのぼる
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▲身障者向けの機械も
バリアフリーにも配慮した階段を登って入り口の扉を開けると、すぐ目と鼻の先にフロント。足下の玄関もバリアフリーだ。
受付に座るのは、80代ぐらいの女性でトーンは低いものの、おっとりした感じの対応である。
ここは受付で支払うのではなく、券売機でチケットを購入する。
右手に自販機があり、お金を入れるのだが、なぜか手持ちの100円玉が受け付けてくれない。しつこく繰り返してると、子どもみたくムキになった姿が哀れに思ったのか「変えましょうか?」と言ってくれた。
綺麗な100円玉を丁寧に選んでくれて、それで問題なくチケットを購入。
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出典:tabatime.netホームページ引用
ここは男女入れ替えがあるらしく、この日は右側の「弁財天の湯」というところが男湯だった。
のれんをくぐって中に入ると、外観同様に綺麗な脱衣場である。
目の前に大きな座るテーブルがあって、手前にはベンチ。左右の壁にロッカーがあって、右手に洗面台。左にドライヤーとこの辺はよくある設備。
ただ、ほかと違うのは、一つひとつに芸術志向がみられる点だ。
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出典:東京銭湯ホームページ引用
ロッカーを見ても、表記が漢字やひらがなだったり、演出が細かい。
洗面台もふつうの洗面台ではなく、趣向の凝らした陶器で作られている。
見ればみるほど細かな演出で、労力を掛けて作り込んでることが分かる。
そんな脱衣場を抜けると当然ではあるが、浴室もかなり拘った浴室だ。
全体的には少し狭いのだが、まず目に飛び込んでくるのが、六角形の島カラン。座ると互いのスペースはやや狭いながら、それほどぶつかる感じはしない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/85/4bc80afa9a7a660b80387bcf8e935c9a.jpg)
出典:tabatime.netホームページ引用
左右の壁にもカランがあって、奥に浴槽。それと、壺湯があるのは驚きだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/54/036f060514169f63f5ad0b051b87beac.jpg)
出典:tabatime.netホームページ引用
▲一般の銭湯で壺湯は珍しい
壺湯は右側の上がり部分にあって、入ってみると胸より上あたりの深さ。スーパー銭湯より少し小さめか。
この日はラムネ湯ということで、お湯は群青色をしていた。
本物のラムネは透明のはずだが、ここは青味が強すぎる。ラムネというよりもガリガリ君ソーダ味色だ。
浴槽は、縁の部分が木で作られており、中はタイル。
浴槽は二つに分かれているが、そんなに違いは無かった。右が広くて隅っこに座湯のジェットバスがあり、左が狭い方で少し深めの浴槽になってるバイブラ。ともに42℃ほど。壺湯もだいたいそんな感じの温度だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/0e/20d54fd5030ab228c47ae12fdf947c67.jpg)
出典:tabatime.netホームページ引用
浴室をザッと眺めてみると、木がふんだんに使われていて、間仕切り壁はカランのタイル上に木の板で仕切られており、その板には七福神の神様で紅一点の弁財天さんが楽器を奏でながら宙を漂っている。
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出典:tabatime.netホームページ引用
▲こちらは現代的な絵
小窓には木の格子がはめ込まれており、そうした演出が和のテイストを強く感じさせる。
それと、タイルにも多彩な表情を与え、柱の部分には菱形の文様が使われるなど様々なデザインが施されていた。
タイルの色は、小豆色と木の色、淡い橙色、壁画は鮮やかな極彩色なので、伝統的な雰囲気を醸しながら現代的なポップ調が面白い。
まさに伝統と現代の融合。主張する部分もあるが、総和的には落ち着く空間である。
ちなみに壁画は、富士と鷹。
松にとまって片方の羽を広げる鷹と、燃え盛るような赤富士。その構図と対比が鮮やかで大胆。浴室のデザインとしっかり共演している。
そんな先鋭的なデザイン空間であるが、客層は意外にもほぼ高齢者だった。もちろん時間帯によっては違ってくるだろうが。
入浴したのが11時半頃で、12時の時点でほとんどガラガラだったが、みんなお腹が空いて出て行ってしまうのだろう。かくいう自分も空腹を感じたので、そそくさと出てしまった。ゆっくり浸かりたいなら、早めに昼食をとってこの時間帯を狙うのがオススメだ。
水風呂がなくて、シャワーも若干ぬるめだったのでそのあたりは残念ではあるが、温度は適温だったし、また来たいと思える銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 本駒込
経路 小学校を横切り、まっすぐ
周辺の環境 商店や住宅
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 富士山と鷹
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 壺湯、ジェットバス、バイブラ
サウナ なし
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え あり
■サービス
接客 おっとりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け あり
◆人
受付 80代ぐらいの女性
客層 ほとんど高齢者
【案内】
住所
〒113-0022
文京区千駄木5−41−5
電話番号03-3823-0371
アクセス
東京メトロ南北線「本駒込」駅下車、徒歩5分
休日
無休
営業時間
11:00−24:00
土曜、日曜、祝日は8:00−24:00
※東京銭湯ホームページ転載
湯船に浸かって体を癒しながら、この芸術性の高い浴室を楽しめるわけですね。サウナは無いみたいですが、逆にその方が良いと思うんですよね。銭湯側には申し訳ないですが、サウナ客が来ないぶん、ゆっくりと浴室を楽しめそうですし。なので壺湯があるのは良いですよね、1人しか入れないわけだから、他の人の浴槽の出入りがないので、マッタリ自分の時間を楽しめそうです。あんまり長時間居座ると、私みたいに睨まれますけどね(笑)
最近リニューアルする銭湯は現代美術に衣替えするところが多いのですが、ここは新旧共存を目指した所も素晴らしかったです。
壺湯は自分も大好きです。手足をのばせる大きな浴槽もいいのですが、こういう自分だけの空間を確保できるのもユッタリできて良いですよね。
個人的にサウナは、水風呂との抱き合わせが基本なので、狭い敷地の銭湯だと本来は主人公であるはずの湯船をつぶしてしまうので、ある程度広いところに限定ほしいかなと思ったりします。